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いかさま師 (宝島社文庫)
 
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いかさま師 (宝島社文庫) [文庫]

柳原 慧
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

闇に消えた名画の行方は?

贋作と科学判定、オークションの裏側、失われた名画の謎...
当時ルーブルが最高の値をつけた幻の画家ラ・トゥール。
彼の絵を巡り、いかさま師たちが虚々実々の駆け引きをする絵画ミステリー!

(あらすじ)
三十年前に非業の自死を遂げた画家、鷲沢絖。
かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。
時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。
絵を遺贈されることになった紗貴は、
敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。
親子三代にわたる愛憎。
真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。

真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、人間の裏と表を描く。
最後に笑うのはいったい誰?

(著者プロフィール)
柳原 慧(やなぎはら・けい)
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。
第2回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『パーフェクト・プラン』(宝島社文庫)にて2004年デビュー。2007年3月『コーリング 闇からの声』(宝島社)を刊行。

内容(「BOOK」データベースより)

三十年前に非業の最期を遂げた画家、鷲沢絖。かつて鷲沢邸には幻の画家ラ・トゥールの絵があった。時価数億円とも言われる彼の絵はどこに消えたのか。絵を遺贈されることになった紗貴は、敵対する絖の孫鋭士とともに、その行方を追い始める。親子三代にわたる愛憎。真の敵は紗貴の恋人か鋭士か。真贋判定やオークション、絵画の謎を軸に、人間の裏と表を描く。最後に笑うのはいったい誰―。

登録情報

  • 文庫: 367ページ
  • 出版社: 宝島社 (2007/07)
  • ISBN-10: 479665934X
  • ISBN-13: 978-4796659345
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
非業の死を遂げた画家の残した数々の絵画。その中に億ションと言われるラ・トゥールの作品が…!?幻の絵は何処にあるのか? ★絵画を巡る遺産相続のお話です。複雑な人間関係の中で明かされて行く真実にドキドキせずにらいられない作品でした。★『光』と『陰』の二面を描いたラ・トゥールだからこそ…。登場する人物達の裏と表の顔の二面性と対称となって物語が、うまく浮き上がっていると思います。★う〜ん…。しかし、思いもかけない人物の裏の顔にびっくりさせられました!★ちなみに、表紙はラ・トゥールの『いかさま師』です。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
まあ、遺産相続争いのお話(笑

怪しい人がいい人だったり、

いい人が結局敵だったりと。

どたばたしつつも、最後はなるほどという感じで。

特に美術に詳しくなくても、軽く読みこなせます。

なんていうか、サスペンス劇場とか意識して書いた?って軽さがありますが、

中古の値段、もしくは文庫のお値段なら、読んで損はないかも?

相続や、遺言に精通するというおまけがあるし(笑
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
文庫本の帯に「闇に消えた名画の行方は?」とあり、「このミス」大賞シリーズ、贋作、画家ラ・トゥール、オークションの裏側、というキーワードが書かれていますので、いやがうえにも購入欲がかきたてられます。

第2回『このミステリーがすごい!』大賞受賞した柳原慧さんを知らなかったのですが、女性ですし、本職はまた別にある作家なのですね。達者でありながら読みやすい文章ですし、展開も二転三転しますので、読者はそのたびにハラハラドキドキさせられます。
長い第一部の「表」の後に、第二部の「裏」が書かれています。人間の「表」と「裏」だけでなく、キーとなる名画についても・・・・。

17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールは好きな画家で、薄暗い蝋燭の炎に映し出された人物の光と影の扱いは見事で、本作に隠されたように様々な価値を持った作品群です。この画家の作品をキーワードに持ってきたところに、柳原慧の巧さと美術の世界へ精通していることが読み取れます。

人間関係の複雑さが一層この小説の構成の複雑さを増しており、第二部の「裏」でそれらが全て明るみになるところで初めて読者はこの『いかさま師』というタイトルに含まれている意味合いを知ることになります。二重三重に関わる表と裏、光と影、そして人間の欲望と愛情、絵画ミステリーですが、人間もしっかりと描けていますので、読者も人間の一面だけで判断することの難しさを知る思いです。

一筋縄ではいかない人物たちの饗宴なのかもしれませんし、莫大な遺産相続には有りがちなことなのかもしれません。美術の審美眼に関わるような内容も盛り込んでありますので、興味を惹く素敵なミステリーでした。
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