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いい音ってなんだろう/村上輝久
 
 

いい音ってなんだろう/村上輝久 [単行本]

村上 輝久
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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いい音ってなんだろう/村上輝久 + 調律師、至高の音をつくる 知られざるピアノの世界 (朝日新書)
合計価格: ¥ 2,310

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「いい音ってなんだろう」と常に問いかけながら調律ひとすじの人生を歩んだ著者。総部品8000余点からなるピアノをピアニストたちにとって常に最高の状態で提供してきた調律師、今初めてその秘密のすべてを語る。

内容(「MARC」データベースより)

全てのピアノをストラディバリウスに変える東洋の魔術師、とドイツで絶賛された調律師・村上輝久。常にいい音を求め、最高の状態でピアノを提供してきた村上が人生を語る。平成8年『ショパン』連載の単行本化。

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: ショパン (2000/1/1)
  • ISBN-10: 4883641430
  • ISBN-13: 978-4883641437
  • 発売日: 2000/1/1
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
音楽の素養がない人間でも実に面白く読めました。
ピアノの調律ってなんでいちいち必要なの?なんで機械じゃできないの?と常日頃不思議に思っていたピアノ素人の私も、その必要性どころかその奥行きの深さにすっかり感動してしまいました。
一流ピアニストになると紙一枚分の鍵盤の高さ低さにこだわるというから驚きです。

著者の村上さんはミケランジェリとかリヒテルといった世界的ピアニスト(と言っても私は初めて聞く名前でしたが)の調律を手掛け、と同時に勤務するヤマハのピアノを世界に知らしめる役割を果たします。
後段に関してはNHKの「プロジェクトX」でも取り上げられていました。

ピアノ初心者にとっては出てくるいくつかのピアノ用語が最後までよく理解できなかったという難点はありましたが、だからこそさらなるピアノへの興味を沸かせてくれた感動の一冊になりました。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ボヘミャー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
リヒテルの通訳だった河島みどり著『リヒテルと私』で、リヒテルにしたがう影のように
登場していた調律師、村上さん。気になっていたので、これを読みました。

プロローグと第1章の調律師の概略をさっと読んで、
第6章から始まる彼の最初の海外修行から読み始める。
やっぱりその道の一流になる人は、最初のところから違っている。
武者修行的流れの中で、彼はミケランジェリの専属調律師になっていく。

世界的なピアニストたちの中でも超美音で有名なミケランジェリ。
コンサートのキャンセル魔などとして恐れられている気むずかし屋。
村上さんは、上善水の如しといった感じの人で(本の中でよくスナップ写真が出てくるが、
彼の風貌がなんとなくお猿のぬいぐるみみたいで嫌みがない)、
彼がどうしてそういった世界中で最もピアノに近づいた人に頼りにされたのか、
その横顔、人柄もよくわかる。

ミケランジェリのコンサートを支えた彼は、次にさらに伝説的なピアニスト、リヒテルと出会う。
彼が報告してくれる2人のピアニストの素顔や日常も説得力があり、彼らの音楽に対する親密感が増す。

2人にまつわる章が終わると、次は8階建ての豪華客船による地中海クルーズ音楽の旅の章。
彼は音楽家だけではなく、こういったコンサートや演奏旅行を企画運営するマネージャーたちからの信頼も篤い。
船は大西洋からジブラルタル海峡を抜けて、地中海へ。船中演奏会の他に、
7箇所の寄港地で贅沢極まるコンサートが開かれる。音楽好きには夢のような旅。

この章の後に登場するのが、ショパンコンクールに絶賛優勝しても
表舞台に立たずに自己研鑽していた24歳の無名状態のポリーニ・・。

彼の自宅での調律。チョコレートケーキを出して音色を表現したポリーニ。
そしてEMIでのレコーディング調律。これはレコード会社側が村上さんの参加を拒絶して、
ポリーニはレコーディングと契約を拒否。グラムフォンに移る。
村上さんとポリーニとの具体的な接触はこれだけだが、後にポリーニから丁寧な直筆書簡が届く。

ミケランジェリ、リヒテル、ポリーニ。こういったピアニストたちから、これだけ親密な感情表現を受ける。
最優秀なピアニストと村上さんがピアノ音楽表現という一点で、
曇りなく一体となっているようすが伝わってきます。

ここまでトップの中のトップピアニストたちの話が出てくると、
ピアノ音楽好きはあと1人、名前が聞きたくなります。グレン・グールド。
第11章、ヤマハの音楽学校設立の描写のあと、
ヤマハピアノが初めて正式に国際コンクールピアノとして使われたカナダトロントでのバッハ国際コンクール。
グールド死去3年目の一回だけのコンクール。
なぜグールドゆかりのバッハ国際コンクールがヤマハのピアノなのか。
初めて知った事実、グールドは晩年近くヤマハのピアノを購入し愛用、最後の4枚はそのピアノで録音された。
つまりあの「2回目のゴールドベルク変奏曲」もヤマハだったのです。

というように、ピアノ音楽好きにはたまらない記述が続いていきます。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
歌手、演奏、作曲、編曲、作詞などが音楽に携わっている職業として広く認知されていると思う。あまり世間一般には認知されていないと思われる調律師という仕事をつぶさに語っている本。調律という分野を究めた匠の人生の物語は読み応え抜群です。黒子役であったとしてもトップの座に登り詰めると表舞台に出て行かざるをえなくなる一例。
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