いい子ということについて考えさせられる本です。
新書でお手ごろな値段ですし、とても読みやすいので小学校高学年からでも取りつけます。テーマも思春期の心の揺れを扱っていますし、どこかで中学入試の素材文として扱うかもしれませんね。
さて、我が家には世間的に見てすごくいい子と、すごくやんちゃな子がいます。
ところが精神科的にみるとやんちゃ娘の方は「健全」で大人しい息子の方は「心配」らしいのです。私も実は息子のほうを心配しています。
キーワードは「先回りした我慢」と「わきまえる」ことの違いです。精神科的には「先回りした我慢」くらい厄介なものはありません。もうね、百害あって一利なし。周りは本人の苦しさにも気づかず、都合がいいことを押し付けてしまうし、本人は最終的には必ず精神的に破綻します。
破綻した例もいくつか見ているのですが、中には「なぜこんないいご家庭で?」と思うことも何度もありました。その理由がはっきりしたように思います。必見です。