書名に付された(笑)とはなんだろうか。
作品中において、またウェブ上での発言において、著者はこの(笑)を多用する傾向がある。
本書は著者のそんな特徴的な(笑)を書名にまで掲げている故、(笑)の持つ精神性を端的に体現した作品と言うべきである。
著者の愛用する(笑)とはなんだろうか。
(笑)によって、その発言内容から一歩身を引いて見せているのか。
(笑)によって、その発言の攻撃性を中和させようというのか。
(笑)によって、読者に愛嬌を振り撒いているつもりなのか。
(笑)の効用によって、発言に付随する責任から逃げようとするのなら、そもそもそんな発言などしなければ良いのではないか。(笑)を付けつつ半身を引いた状態で、強がった発言をしたいのが著者なのである。
「無責任な強がり」
これこそが(笑)の背後に見られる著者の姿であり、(笑)を書名にまでしている本書の背景に垣間見える、著者の態度である。
昨今のウェブ上での言動は、著者の悪意に満ちた人格を示して余りある。
(笑)の多用に見られる著者の卑怯な精神性もまた、故なきことではなかったのである。