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あんぽん 孫正義伝
 
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あんぽん 孫正義伝 [単行本]

佐野 眞一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ここに孫正義も知らない孫正義がいる

今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。
ノンフィクション界の巨人・佐野眞一が、全4回の本人取材や、ルーツである朝鮮半島の現地取材によって、うさんくさく、いかがわしく、ずるがしこく……時代をひっかけ回し続ける男の正体に迫る。
“在日三世”として生をうけ、泥水をすするような「貧しさ」を体験した孫正義氏はいかにして身を起こしたのか。そして事あるごとに民族差別を受けてきたにも関わらず、なぜ国を愛するようになったのか。なぜ、東日本大震災以降、「脱原発」に固執するのか――。
全ての「解」が本書で明らかになる。

内容(「BOOK」データベースより)

今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、筑豊炭田の“地の底”から始まる日本のエネルギー産業盛衰の激流に呑みこまれ、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。孫家三代海峡物語、ここに完結。

登録情報

  • 単行本: 399ページ
  • 出版社: 小学館 (2012/1/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093882312
  • ISBN-13: 978-4093882316
  • 発売日: 2012/1/10
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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184 人中、149人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 在命日本人で最高のノンフィクション作家、佐野眞一最高の著書, 2012/1/12
By 
アマゾネス愛子 (ドイツ国カイザースラウテルン) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: あんぽん 孫正義伝 (単行本)
2011年週刊ポスト上で大好評だったものをまとめた1冊。
現在、日本で最も裕福な男・ソフトバンクCEO・孫正義の自伝的作の単行本化。
佐賀の田舎で極貧の中でブタと一緒に寝起きした、
密造酒を作って売っていた、危険な炭鉱事故で親戚を亡くした・・・など「今だからこそ話せる話」がどんどん出てくる。親戚のおじさんが元ヤクザだとかそんな話。
もちろん当時の日本はどこでもそういう地域があったし、そうでもしないと生きていけない時代でもあった。
事実孫の父は事業を起こして成功した後はそういった暗い過去は完全に封印してしまった様にも見える。

しかしさすが佐野!
孫本人はもちろん、親戚や同級生など周囲の人をこれでもか!と取材してるので、ブレがない。
佐野は「孫は本当に面白い」と何度も感心しているが、僕はそんな佐野眞一の方が凄いと感心してしまった。

ここには右翼的でも在日的でもない、「人間・孫正義」が見える。
例えば孫は「在日韓国朝鮮人の息子で反日本的」「非常にシビアで貪欲なビジネスマン」とネットで叩かれることが非常に多い。
そして佐野は後者についてはあっさりと認めてしまっているようにも見える。
むしろ佐野は「孫のビジネス」についてはまったく興味がないようだ。そして孫に迫っていっている。
孫はすでに社会的に成功し有名になってから、たった1人でひっそりと故郷・鳥栖を訪れていたようだ。極貧の中、大嫌いだった故郷・・それでも忘れられない故郷・・だからこそ1人でひっそりと訪れる・・そんな孫はとても人間らしく魅力的だ。

前者については「安本と言う在日朝鮮韓国人にも思われそうな苗字でありながらそうバレないようにびくびく暮らしていた」「祖母のキムチの匂いが大嫌いだった」と言う10代の孫、「son」と堂々と自身のアイディンティティを名乗ったアメリカ留学時代、そして日本人の女性を妻とし、日本で生きていくことを決め、日本国籍を取得した「孫正義」そしてその変遷が見える。

孫正義と言う男について、好き嫌いは別にしてまずは読んでみる価値のある1冊。
この本は単純に面白い。
そしてこういったものを書かせる孫の度量の大きさを感じると共に、こういったものを書かれても既にビクともしなくなった「孫正義と言うブランド」に対する孫の自負を感じた。
これはパチンコ屋として大きな成功をしながらもその出自や身分の不安定さを感じてたように思える孫の父とは対照的である。

また本著は
在日中国人で国民栄誉賞を獲得した王貞治(日本人だと勘違いしてる人が多いが、王も王の3人の娘も現在でも中国人である)と華僑である父・王仕福を描いた「百年目の帰郷 鈴木洋史(21世紀国際ノンフィクション大賞)」に通じるものもある。
合わせて読むのも良いだろう。

本著は、孫の育った貧しい九州の田舎の豚の泣き声や密造酒の匂いすらする。そして、孫の持つ凄まじいパワーの背景をやっと分かったような気にさせられる。

面白い!!
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118 人中、86人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 その人物が絶対に見ることができない背中や内臓から描く, 2012/1/16
レビュー対象商品: あんぽん 孫正義伝 (単行本)
ぼくは孫正義が嫌いだ

それはソフトバンクの社員のサービス力が低いからだ

偉そうなことを言っても現場の顧客接点部分が命だ

そこを徹底していない会社は最低だ

その点については本書を読み終えたいまも

変わらない

それではなぜ本書を読んだのか

気になるからだ

孫正義は常に気になる存在だ

圧倒的な発言力をもち

何かを訴えかけてくる

この人間は希代の英雄伝か

それとも魑魅魍魎の世界を

這い上がってきた詐欺師か

そんな思いが頭から離れなかった

しかし、孫正義におもねるにんげんが

書く本など読む気にならなかった

そんなあるときふと週刊誌を手に取ると

あの佐野眞一が孫正義について書いているではないか

これはいつか単行本化されたら

手に取ってみようそう思った

書店で立ち読みしてすぐにこの本の凄さがわかった

これだけ分厚い本だがものの3日で読んでしまうほどの

筆致

それは当の孫正義自身が

しかし、佐野先生の取材力はすごいですね。

僕も随分勉強になりました

というほどである

佐野は、こう書いている

人間を描く場合、その人物が絶対に見ることができない

背中や内臓から描く。それが私の人物論の基本的流儀である。

孫正義をテーマにしてこれまで書かれたどんな本より、

本書は百倍は面白いと確信している。

確かにこれだけのものは佐野にしか書けない。

百冊に一冊の当たりだ。

この本を読んでほんの少し孫正義が好きになった。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 孫正義伝というより孫家3代の物語, 2012/2/12
レビュー対象商品: あんぽん 孫正義伝 (単行本)
前半は、孫正義の生い立ちが丁寧に描かれていて、衝撃的なエピソード盛り沢山。
孫正義も「ここまで調べるなんてすごいな〜」と絶賛。面白い。

それが後半に入って、
著者の興味が明らかに孫正義ではなく、父の安本三憲にうつり、孫家のアイデンティティーに傾斜している。

後半で孫正義がソフトバンクを起こして何をしてきたか、の立志伝が読める、
と期待してたらそんな展開に変わってしまいただただ残念。

佐野さんの洞察と文書は本当に面白いので、
孫家3代の一代叙事詩として読みましょう。孫正義伝ではない。
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