父親が痴漢の冤罪事件に巻き込まれ、10年後にわかる哀しくも驚くべき真実、と紹介されていますが、そんなものはありませんでした。実際の痴漢の事件であったパターンそのままでした。読む前にこのおちではないと思っていたのに、がっかりでした。
前半を読み終わり、これから主人公とその家族は、辛い人生を歩むだろうと思わせますが(実際そうでしたが)、後半の話からはその辛さをそんなに感じることができませんでした。
前半に活躍した妹は、あっけなく自殺してしまいますが、それが後半で生かされていません。主人公を助けてくれた大学生たちも、後半の鍵を握る女性も、中途半端な感じで感情移入できません。
何より、最後の婚約ですが、絶対ありえないと思います。