雑誌で紹介されていて、偶然目にしました。
古風な日本語ながら、読み始めたら、最後まで止まらなくなりました。涙なしでは読めません。そして、ユーモアもところどころにまぎれこんでいます。
人生・家族・政治・戦争・歴史について考えさせられました。
明治維新とは何だったのか?大日本帝国とは何だったのか?
そして、幕末・維新を生き抜いた明治人の強さの源泉に触れました。強い人間は、修羅場をくぐっている。国家でも企業でも、創業期の組織には、とんでもない修羅場を経験した人間に満ち溢れているのかもしれない。
本書で一番象徴的と感じたのは、以下のシーンでした。
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「兄上、われらを俘虜として江戸へ連れてゆき、晒しものとして街を歩かしめ、薩長の威を天下に誇らんとする計画ならば、余はこの地にとどまりて百姓となり、母上さまの墓所を守りたし」
「薩長の下郎どもが何をなすかを見届けよ。もし辱めを受くれば、江戸にても何処にても斬り死にか、腹掻っさばいて会津魂を見せてくれようぞ、今より気弱になりていかがいたすか、万事これよりぞ」
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この「会津魂」的なものを持っているかどうかが、修羅場を乗りきれるかどうかの分岐点になると思いました。
また、「中国人は信用と面子を貴びます」とはじまる柴五郎の中国観は一読に値します。
本当にいろいろなことを考えさせられるきっかけになります。
多面的に考える習慣の必要性を改めて痛感しました。