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ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?
 
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ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか? [単行本]

藤井 建司
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

異色のエンターテインメント家族小説!
引きこもりの文也、アル中の母、不良の妹に加え、父は家出中。
そこに借金の返済を求め、ヤクザが家に居座るように。何故か次第に、一家は互いを見つめ合うようになっていく。
異色のエンターテインメント家族小説!

内容(「BOOK」データベースより)

「崩壊家族」を立ち直らせたのはヤクザだった!小説は事実よりも奇なり。ヴァイオレンスがスピリチュアルを駆逐する。第九回小学館文庫小説賞優秀賞受賞の、異色なアンビバレント家族小説。

登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: 小学館 (2008/8/29)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4093862281
  • ISBN-13: 978-4093862288
  • 発売日: 2008/8/29
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 933,736位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
父親の役割 2008/11/25
形式:単行本
第9回小学館文庫小説賞優秀賞受賞作品。
大学1回生から引きこもりになって3年になる主人公比良山文也の家は、母はアル中、妹はヤンキー、父は仕事とバラバラだった。
そんな家が父の失踪借金付きでヤクザである岩田が乗り込んできて、変化せざるを得ない状況になってくる。
その変化はヤクザである岩田が加わることで、家族として機能していなかった比良山家が、あろうことか岩田を軸に家族になっていく。
最初読み始めた時は、失踪した父と岩田が組んで家族再生を狙って偽りの失踪でもしたのかと思っていたが、本当の失踪だと分かるにつれ考えさせるものがある。
自分の人生と、家族を含む人生を、同一視出来ない人が家族に居たとしたら。
家族なのに縁を切らなければならない問題。
読み終わると考えさせるものがある作品だが、全体の構成が少し安直なので感慨にふけるまではいかない。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
非常におもしろかった。作品のタイトルからして、思わずてのとりたくなり、とにかく魅力的な作品だといえる。
実はベースの部分に、60年代、70年代に青春を送ったものたちへのオマージュがある。
ひょんなことから、うちに入り込んだヤクザもんのせいで、引きこもりと不良少女にアル中の母親からなる、荒んだうちが変わっていく。
このストーリーだけで十分に魅力的なのに、実は、ここに現れていない、大事な登場人物、父親、が意味を帯びてくる。
いやはや、これは巧な佳作でした。
第二作をさっそく読んでみましょう。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
読み出したらやめられなくてあっという間に読了した小説でした。荒筋にも書かれていますが、引きこもりの文也(主人公)、アル中の母、不良の妹に加え、父は家出中、というどうしようもない状況が設定されています。そこへ借金取りのヤクザが家に侵入してきたという中で繰り広げられる騒ぎの中で家族というものの存在が問い直されていく過程が本書の骨格をなしています。

書名の意味するところも少しずつ理解しながら、家出した父親の昔の姿やその本質部分が明るみになっていきます。小説ではありますが、知っているようで知らない家族の過去は、一般的に結構多くの家庭でもあることでしょうし、それに気がついていないだけなのかも知れません。

お互いに向き合うこと、しっかりと関わりあうこと、お互いを尊重すること、そして思いやることなど、家族であれば当然のことや、家族だから必要なことの大切さを描いているように受け取りました。

四の五の言っていられない状況が生まれ、暴力の恐怖からその状態から引きずり出されると「ひきこもり」もしてられなくなります。甘えが許されない状況が生みだす展開は読ませるものがありましたし、異色ではありますが、真っ当な状況への回帰につながります。

物理的な「家」を守るための努力と、精神的なよりどころである「家族」の崩壊。「ホームレスみたいなもの」の意味を現代社会に問いかける筆者の狙いと気持ちが痛いほど伝わってくる小説でした。ルポライターをしている作者の最初の小説だそうですが、社会を見つめる眼の確かさが本書に表れています。
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