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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
昇華された映画の頂点のひとつ,
レビュー対象商品: ある子供 [DVD] (DVD)
修飾されない映画の高度な言葉を用い、ひとりの成長をドキュメンタリーのように紡いだ秀作。作品に注がれた眼差しの柔らかさ、温かさが、この作品の魅力のひとつではないでしょうか。 時代が、私達が、無視して生きてきた対象(世界中にあふれている現実かもしれません)である 一人の男性を、等身大に描いています。 子供がそのまま大きくなっただけの、ブリュノは成長を止めたかのようですが、それは彼が観客たる私達ほどに恵まれていなかったから。 少なくとも、根っからの悪人でないことは明らかです。 華美な演出になれた眼には素朴に映りますが、なんて映像が素晴らしいことでしょう! ブリュノの存在のヴィヴィッドなこと! そして、この映画を描ききったダルデンヌ兄弟の眼差しの純粋さ・・・。感動はゆっくり、しかし心の奥深くに宿ることでしょう。 彼はどうやって、父親になれるのでしょう。 学も技も友人もほとんど持たない彼は、どうやって家庭を守っていけるでしょう。 ・・・観るものは、それを考える機会を自分に与えられるのです。 「観るべき」といえる作品のひとつだと思います。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ただの現実,
By あ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ある子供 [DVD] (DVD)
タイトルの子供とは赤ちゃんの事か、主役の若い父親を指しているのか、どっちでもあってどちらでもないんだと思う。 子を売る親はあまりいない。いたら日本ならちょっとした報道があるでしょう。 でも現実今の私達の耳にはさほどショッキングには聴こえないかもしれない。 この映画は「成長」を描いているのか。 ラストのシーン。私は若い父親は、状況に対して泣いているのだと思った。 序盤若い夫婦はふざけあい笑う。 10才以下の子供のように遊ぶ。限りなく狭い視野の中で。 とても現実的な映画。現実はドラマティックだけどBGMも教訓もなくただ進む。 この映画のそういう所が美しいと思った。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
どこか懐かしさがあった,
By
レビュー対象商品: ある子供 [DVD] (DVD)
働くことや、命の重さ、そして本当の愛とか、なにかを知っていることとは、想像力を持つということなのだろうか。主人公は劇中で多くを過ち、代償として多くを学んだ。そして多くの犠牲をまわりに生んだ。主人公は自分が無知であることを知らなかったが、見ているこちら側としては、全てを知ってしまった自分をまるで画面の先へ認めるような空しさを覚えた。 あまりにもストレートな描写で、その先に何があるのだろうかと無駄に探ってしまった。結局見つけるのは社会とか大人だとかの現実感ばかりだ。画面にはどこか懐かしさがあった。『大人は判ってくれない』とか『ポンヌフの恋人』などを思い出した。
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