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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とてもリアルなドラマだった,
By こぶたのベイブウ (埼玉県) - レビューをすべて見る
This review is from: あるスキャンダルの覚え書き [DVD] (DVD)
シーバ(ケイト)が自分の人生に抱いている物足りなさ、なんとなく淋しかったり、なんとなく満たされなかったり。 秘密は甘美と、つい浮気してしまう心情がリアルだった。 強い孤独感を抱えたバーバラ(ジュディ)のお風呂のセリフ、 友情や愛情と、人を支配することの紙一重さが怖かった。 不倫したり、心に秘密を抱えたことのある女性ほど身に迫る映画だと思う。 どちらの女性にも共感できるからこそ余計に引き込まれました。 生身の女性の心の深遠をのぞかせるケイトやジュディが、 これまた素晴らしい存在感でドキドキしっぱなし・・。 あまりのリアルさに下手なホラーよりずっと怖かった。 見応えある心理ドラマで、とても面白かったです!!
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
愛憎半ばする“恐怖”の心理サスペンス。,
By
This review is from: あるスキャンダルの覚え書き [DVD] (DVD)
我々が感じる心理的恐怖の概念とは何か。不安、緊張、重圧、強迫観念、錯乱、動揺、そんな気分が不意にしろ徐々にしろ襲ってくる感覚を言うならば、絶対的弱みを握られる事で、好意を持たれた相手から精神的に知らず知らずの内に従属され、生涯逃げられない関係になるくらい“恐怖”な事はないのではないか。今作はまさしく年差の離れた夫とふたりの子供を持つまだ若く魅力的な女教師が、教え子との禁断な恋におちてしまった事を目撃された事から、密かに彼女に“好意”を感じている定年間近の同僚教師に囚われていく大層怖いサスペンスだ。ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットというハリウッドを代表する名女優たちの静かな中にも火花を散らす演技合戦が見もの。理知的なクール・ビューティのイメージが強いブランシェットが性的欲求を抑えきれない情緒的で官能的な役柄を演じきれば、自尊心と毅然とした潔癖さの下に孤独とねじまがった愛情が潜むオールド・ミス役のデンチが貫禄十分に応える。ふたりの主人公の“行為”は反公序良俗なのだけれど、演じる彼女たちの名演ぶりを以って、危ないながらもある種の悲しみを湛えた作品となっている。C・イーストウッドの「恐怖のメロディ」をちょっと想起させる今作、愛情と憎悪は表裏一体である事を実感させられる1本だ。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
孤独に蝕まれる愛憎,
By 桜っち (東京) - レビューをすべて見る
This review is from: あるスキャンダルの覚え書き [DVD] (DVD)
演じる者の力量によって、映画の完成度は高くなったり低くなったりするのだと、この映画を観て改めて感じることしきり。それほどまでに、 ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットのスケールの大きな演技は、 この映画に深みとコクを与えていた。 孤独の中で愛を求め続け、その愛の重力に自身が押しつぶされていく 過程をここまでシュールに醜く演じたジュディの気迫には、素直に脱帽。 生徒との肉欲に溺れていく女教師を演じたケイトの無邪気な淫靡さも なかなかオツである。 愛の美しさばかりを強調する昨今の映画に嘘臭さを感じている人間には、 この映画の醜さはリアルに心に沁みること間違いなしだ。
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