作家であり、現役の中学教師でもある著者が学校生活のことを綴っています。
3,4ページ程度のエッセイが40編くらいのっていて、
ずっしりとした読み応えはないけど、あったか〜い気持ちになりました。
瀬尾先生は教師という仕事が大好きだし、
もとろん生徒のことも愛しているし、
生徒の方も瀬尾先生を慕っていることははっきり伝わってくる。
彼女の小説は本当に好きだし、
できればもっと早いペースで書いてほしいのだけど、
こんな素敵な学校生活を送っているのであれば、教師の仕事も大切にしてほしいな〜。
なかでも「ある日、生徒会長のS君とけんかをした。」という記述には驚きました。
教師と生徒の間に「けんか」?
教師が生徒をしかったとか、
生徒が反抗的な態度を取ったとかじゃなくあくまで「けんか」。
決して対等な関係ではない両者のいざこざを「けんか」と言ってしまうことで、
瀬尾先生の生徒に対する目線は決して教師としてのものだけじゃないっていうのがわかる。
時に教師、時に姉、時に友達・・・。
教師である前に、先生も一人の人間であるということを
学生時代の私はまったく考えたこともなかったように思います。
それにしても、生徒の名前はイニシャル表記になっているものの、
読む人が読めば誰の話なのかすぐわかってしまいます。
そういうことが生徒的に保護者的にオッケーなのか疑問だけど、
悪い書かれ方はしてないからオッケーなのかな?私、余計な心配してますか?
でも見方を変えれば、
生徒たちにこんな素敵なプレゼントをしてくれる先生もいませんよね。