若鶏のから揚げとか若鶏の...というメニューが多いが、若鶏もなんも生まれてから無理やり太らされて45日で処理されるって知ってました?
一部の養鶏場では柵で囲った土地で鶏が走り回っている光景もあろうが、アメリカ・ヨーロッパではもはやほとんどの養鶏場が工場と化し、命を完全にモノと扱っている姿が映し出される。
成長した鶏の収穫は夜に行われ、トラックで運ばれた鳥たちは逆さまにされて足をフックにかけられ、そのまま機械の流れで殺され、機械で首をもがれ、機械で羽をむしられて肉塊へと変貌していく。
それだけ大量に出荷しても利益は鶏一羽20セントしかない。
大豆の話も衝撃的だ。ブラジルは世界最大の大豆輸出国となっており、それを支えるためにアマゾンの熱帯雨林がどんどんと削られているという。土地はただ同然の価格で購入でき、山のように積み上げられた大豆は長距離巨大トラックで港へ運ばれ日本を含む世界へ輸出される。巨大企業が売り上げをあげる一方、現地では仕事を失った農民が飢餓の危機にある。
巨大企業は資本主義が生み出した産物であり、株主へ利益を配分せねば社長であろうと追い出されるだけ。都会の高層ビルの美しいオフィスで優雅に働く企業のエリートたちには、コストを削減することが至上命題であり、彼らの視界にはせいぜい社内の平社員まで。農家や人間の命をささえる動物たちへの気遣いなどを社内で取り上げようものなら無能扱いされる。
じゃあ、何が悪い?自分たちがいるから世界の人々は安くて安全な肉(ハンバーガーとか)が食べられるのだろう?と巨大企業は開き直るだろう。
でも彼ら巨大企業がもたらした富の集中、格差社会を忘れてはいけない。そして貧しい人たちにはハンバーガー以外の選択はなく、彼らがまた巨大企業をささえるという悪の循環がドロドロと巨大な対流となっているのが今の時代なのだ。