BLが大好きな腐女子(ヒロイン)を好きになった主人公が、どう接していくのか、また報われるのか気になったまま一年経過して、やっと2巻が発売されました。
中を見ると、主人公のオタならではの妄想、腐女子ならではの妄想がありますが、それぞれ自分の頭の中の理想(妄想)と現実で相手と接して、お互い戸惑います。
腐女子の脳内では同人を参考にしているので、「付き合う=H」が結論だったりとぶっ飛んでますが、妄想の世界と現実とで葛藤も見られ、そういった感情の変化による言動が面白いです。
ある出来事から、あまだれ部の人間からは主人公がどういう気持ちでヒロインに接しているのかを感じとり、察してしまいます。 ここから物語が一気に展開しますが、実にしっかりとまとまってます。
ヒロインである”すず”の漫画に対する姿勢が一途で、下手で売れなくて「壁画」のような絵でも、懸命に作品作りに取り組む姿勢がとてもよかった。 また主人公は男から見てもいいやつなので好感が持てました。
あまだれ部員たちの話も収録してあり、それぞれの関係の深さが見えたのはよかったです。メガネの子は惜しかった。
作者が女性ということでしたが、そういった視線から見たオタの世界観は、腐女子の激しい妄想などはありましたが、主人公のヒロインに対する必死さなどから、気持ちの悪いものではない、清々しいものを感じました。
エールの休刊が決まって、この漫画の続刊を楽しみにしていた自分は心配でしたが、無事に2巻が発売されて安心しました。
2巻という巻数は短いものですが、しっかりとまとまった、充分なものでした。