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あぶない科学実験
 
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あぶない科学実験 [単行本]

川口 友万
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

世界の動画サイトなどで話題になっているトンデモ科学実験を、自分の手でやってみたい。そんな考えから始まった実験の数々。身近な材料を使った、一見誰にでもできそうに見える実験の結果は? 踏み出せ、マッドサイエンティストへの道!

著者について

1966年生まれ。富山大学理学部卒。サイエンスライター。“サイエンスにもっと笑いを!”がモットー。パソコン誌の編集者を経てフリーに。 本書の元となった『サイエンス自作系』は月刊PCfanにて好評連載中。著書に『大人の怪しい実験室~都市伝説の検証』(データハウス刊)、『これからの自転車読本』(東京地図出版刊)。

登録情報

  • 単行本: 184ページ
  • 出版社: 彩図社 (2010/4/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 488392730X
  • ISBN-13: 978-4883927302
  • 発売日: 2010/4/1
  • 商品の寸法: 18.5 x 13 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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17 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者です。本書でやった実験は

・炸裂! 巨大エアバズーカ    ・光るタクワン、光るタコ足
・ダイエットコーラで大噴火     ・電子レンジで火の玉誕生
・一瞬で凍る不思議な氷      ・爆裂燃焼!テルミット反応
・マッチで作る卓上ロケット     ・掃除機で作るホバークラフト
・緑色の不気味焼きそばを作る  ・備長炭でスターウォーズごっこ
・スルメイカは真夜中に光る    ・使い捨てカイロで焼き芋
・豚足で骨格標本          ・ウーパールーパーを食べる

 など24本とおまけが1本。以下で本書より

「爆裂燃焼! テルミット反応」

のサビの部分を読んでいただき、どういう本か見当をつけてくださいませ。

<(中略) 冬である。夜である。夜中である。寒風吹きすさぶ中、暴走族がスプレーで落書きしたコンクリートの橋脚の前で我々は途方に暮れていた。

「困りましたね」

 困ったね。こんなに風が強いとはね。

 実験をしていると実験とまったく関係のないトラブルでやむなく中断ということがよくある。しかし風が強くてライターの火が消えてしまって火が点かないなどと間抜けな事態、想定外だ。寒い。ガタガタ震えながら、コンビニにターボライターを買いに行ったカメラマンを待つ私と助手くんである。

「さっきはうまくいったんですけどね」

 ありゃ室内だからな。
 準備は簡単だった。酸化鉄の粉末とアルミ粉末を秤ではかって混ぜるだけ、薬品の入手に手間がかかるかと思ったが、業務用化学薬品店に電話して注文したら5000円ほどで全部揃った。だから準備はしたものの、あまりに呆気なくて本当に燃えるのか半信半疑だ。カメラマンのスタジオに行くとふとテーブルにガラスの分厚い灰皿。ちょっとの量なら大丈夫だろう、とスプーンひと匙ほどを灰皿に入れ、マグネシウムリボンを差し込んだ。

「あ、そんなことして、割れるんじゃないの?」

 気づいたカメラマンが言う。割れるかな? まあでも、こんな汚れた灰皿、別にいいじゃないか。

「あれだぞ、それ、17世紀の中国製だぞ? 何でも鑑定団に出すんだぞ、来週」

 どうしてそういうウソをつく。17世紀はともかく、そもそも耐熱ガラスだからな、そう簡単に割れないだろう?
 マグネシウムリボンに火を点けた。爆竹の導火線よりもずっと速く燃え上がり、金属の混合粉末に火が移った。チリチリっと一呼吸置いてすぐにビカッと閃光、フラッシュが爆発したような真白な輝き!

(あ)

 灰皿、こっぱみじんに吹き飛んだ。

「やっちゃったよ、この人。だから言ったじゃん」

 ごめんなさい。
 テルミット反応では反応後に溶けた鉄ができる。真っ赤に溶けた鉄を垂らされたら、灰皿は爆発するのだった。いや勉強になった。
 さっそく空き缶に混合粉末をみっちり詰め、夜中、警察に見つかりそうにない川べりの公園に行った。なんといっても9・11である。こっそりじゃないとテロリストに間違えられるかもしれない。
 カメラマンが戻ってきたので再開かと思いきや、

「これ、ガス切れじゃないの?」

 マジかよ。わざわざ買ってきたターボライターなのに、誰も買わなかったせいか、ガスが抜けてしまっているのだ。

(帰りたい)

 そう思った瞬間、マグネシウムが燃え始めた。混合粉末に火が移った。急いで離れる。

 なんじゃこりゃ! すさまじい火柱が上がり、まばゆさに目が眩んだ。熱風が頬に当たる。目立ち過ぎだろう、これ! 警察大丈夫か? シャワーのように上から炎が降り注ぐ。まるで火山である。花火のドラゴンなんて目じゃない。やばい、やばい、これはやばい! ……助かった。強烈な閃光は数秒で収まり、火花はあっという間に消えてしまったのだ。ほんとにすぐに反応が終わってしまう。こうなるとガッカリである。最初だけ調子がいいお笑いみたいなもので、何とも座りが悪い。

 恐る恐る燃え跡に近づくとフライパンは熱でねじれて底に穴が空き、溶けた鉄がコンクリートの上に流れ出ていた。さすが2200度。たしかにこれは鉄骨が溶けたかもしれない。真っ赤な液体の鉄が風にブルブル震え、溶鉱炉のようだ。

「あったけえ〜よ」

 溶けた鉄に手をかざし、しばしの暖をとった我々なのだ。>

この時の映像はYOUTUBEで配信。興味ある方はご参照を。フライパンが溶けてる。今さらながらバカだと思った。

THERMITE ! 〜溶解! テルミット反応〜
http://www.youtube.com/watch?v=vETQ-hvnSoY

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大人の怪しい実験室〜都市伝説の検証
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カラグラ VINE™ メンバー
形式:単行本
非常に面白かった。科学嫌いの子供が増えているという昨今、子供たちの脳髄をガツンとしびれさせるような数々の実験が展開されていく。ネタはほとんどが動画サイトやホームページなどで見つけたものであって、オリジナルなものはほとんどないものの、「実際に自分でやってみよう」というその姿勢は、読者を高揚させる。

読み終えて、この高揚感は自分が幼少の頃に経験した「火遊び」の誘惑と似ている事に気付いた。ロウソクを集めていろいろなモノを燃やしたり、爆竹を分解して火薬をたくさん集め、それに火をつけた時の驚くほどの閃光!裏山の棕櫚(しゅろ)の木のヒゲに火をつけてみたら予想外に火の回りが早くて思わず逃げた事、そんな美しい出来事を思い出させる、とても切ない本だと思う。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
科学部に入っている中学生の娘が喜ぶと思い購入。
効果のほどは予想以上!
まず帰宅した娘がゲラゲラ笑いながら読み、
続いて帰宅した高校生の息子も読みながらゲラゲラ。
娘が部活にこの本を持っていったら、
あまりの面白さに大興奮した男子にページを破かれてしまいました。
娘の学校では文化祭で「緑の焼きそば」作ろう!
と盛り上がってるみたいです。
娘はウーパールーパー鍋、
息子は裏山爆破がハートにガツン!ときたようです。
(おいおい、お前たち大丈夫か?!)
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