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あの空をおぼえてる (ポプラ文庫)
 
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あの空をおぼえてる (ポプラ文庫) [文庫]

Janet Lee Carey , ジャネット・リー ケアリー , 浅尾 敦則
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

妹とともに交通事故に遭い、ひとり生き残った11歳の少年ウィル。妹の死を嘆くばかりの両親のそばで、ウィルは行き場のない想いを、妹への手紙としてつづり始める。家族がそれぞれに苦しみを抱えながらも、絆を回復していく姿を丹念に描く、珠玉の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ケアリー,ジャネット・リー
1981年、シアトル・パシフィック大学を卒業。数年間の教師生活を経て執筆活動・音楽活動に入る。夫と3人の子どもとともに米ワシントン州に在住

浅尾 敦則
1956年、広島生まれ。国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 253ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2008/04)
  • ISBN-10: 4591102998
  • ISBN-13: 978-4591102992
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 255,008位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:文庫
この本は、臨死体験を経たウィル少年の154日間の日記の形式をとっています。

「ぼくも死んだんだ。」と言う文から始まります。「も」という助詞が使われているように、一緒に死んだ人がいます。それが、妹のウェニーです。
日記は、ウェニーに呼びかける手紙の形を取って、綴られてゆきます。
彼は、この日記を書くことによって、妹を守れなかったという悲しみから徐々に回復してゆくように思えます。と同時に、彼が非常に大人びてしっかりしているように見えます。でも、その裏側で、両親の深い悲しみが一方にあります。その両親の悲しみを見るにつけ、彼は表面的には悲しめないのかも知れません。実際、両親の悲しみは「家族」の崩壊に向かってゆくかのようです。それを救うのが、少年の素朴な妹への愛情です。
ラストで、父親の「なぜウェニーだったんだ?」と言う言葉を少年が聞いてショックを受けていたことがわかります。確かに、大きなショックで自らの悲しみに覆われて、周りの人に対する配慮に欠けた言葉を吐いてしまうこともあるでしょう。でも、この言葉は、親として決して言ってはならない言葉でしょう。この言葉によって、少年の方がうんと大きな痛手を受けているでしょう。その子どもに救われるというのは、非常な皮肉です。

日記という形式を使っていることで、非常に読みやすい文章になっています。それだけに、ラストでの一言が明かされた時の衝撃はおおきなものがあります。
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