南の島に行きたくなるとき。なにもかも置いて、なにもかも忘れて、なにもかも捨てて。
海の青、空の青に溶けてしまいたくなるような憧れを持つときは、きっと自分が疲れているのだと思う。
白い浜、白い波、白い雲。人も目に映らぬほどの広い空間の中で、ただただぼうっとしてみたい。
そんなときに、とりあえず、今いる場所から気持ちだけ逃避するのに便利なツールがこの本。
汗ばむ気温、潮の香り、潮を含む風の爽やかだけどべたつく感じ、肌をじりじりと灼く日差し。
まるでよく冷房の聞いたホテルの窓から眺める浜辺の景色のように、心が誘われる写真集だ。