ときは70年代後半,舞台は重松自身が過ごした山口県。中学から高校時代のエピソードを,当時流行った曲を引きながら綴った連作短編。元が週刊誌の連載記事であること+音楽ネタがベースという点で,かなり読みやすくできてます。
70年代といえば,フォークからニューミュージックに転換する時期。それを現すように,物語の前半では吉田拓郎・さだまさし・かぐや姫,後半になるとサザン・ユーミン・オフコースといったナンバーが登場します。
表紙カバー絵に引かれて即買い。音楽ネタは個人的には後半でかする感じですが,中高生の生活や苦悩は年代を問わないもので,十分面白く読めました。著者(1963年生まれ)に年齢が近い人ならば,より楽しめるかもしれません。