この捏造事件は、高知ではほとんど報道されていない。
記者クラブという悪名高い制度によって、地元のテレビや新聞は高知県警を批判する記事が書けないのだ。
この事件をテレビ番組で追い続け、今回本まで出版したKSB瀬戸内海放送の電波は実は高知には届いておらず、高知で見ることはできない。
記者クラブにも加盟できなから警察や検察への取材もままならないが、勇気ある記者の執念によって、真実を広く世間に知らしめることができたのだ。
本書を読むと、このねつ造事件のでたらめさだけでなく、日本の警察や裁判制度、そして堕落した地元メディアのひどさまでが伝わってくる。
その一方で、筆者のような魂を持った記者と、放送圏外の取材と報道を認めるKSB瀬戸内海放送のメディアとしての姿勢に感動した。
今後も、同局の特集をネットで見守っていきたいと思う。