フランスの家庭料理のレシピ本と思って手に取りましたが、その期待はいい意味で裏切られました。
シンプルで素朴なレシピ、使い込んだ食器に盛られた、きどってはいないけれどおいしそうな料理の写真からは素材そのものの新鮮さや、田舎のゆったりとした豊かな生活が想像されます。日本の素材を伝統的な家庭料理にさりげなく取り入れるレシピからは著者のお人柄が伝わってきます。
いい料理はやはりいい素材から、と思うと(正確には、本書に思い知らされるのですが)容易には真似できないお料理かもしれません。
お料理以外にも、四季折々の行事についての説明、住まい(お城!)や集う親戚の方々の写真も盛り込まれています。
遠い外国なのに、なぜか故郷の田舎がなつかしく思い出され、しみじみと癒されています。
田舎でひとり無農薬野菜を栽培する母に、先日この本を贈りました。