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あの日にドライブ (光文社文庫)
 
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あの日にドライブ (光文社文庫) [文庫]

荻原 浩
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (47件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

元エリート銀行員だった牧村伸郎は、上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。いまはタクシー運転手。公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、乗車業務に疲れて帰ってくる毎日では参考書にも埃がたまるばかり。営業ノルマに追いかけられ、気づけば娘や息子と会話が成立しなくなっている。
ある日、たまたま客を降ろしたのが学生時代に住んでいたアパートの近くだった。あの時違う選択をしていたら…。
過去を辿りなおした牧村が見たものとは? 『明日の記憶』著者の最新長編! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

牧村伸郎、43歳。元銀行員にして現在、タクシー運転手。あるきっかけで銀行を辞めてしまった伸郎は、仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。

登録情報

  • 文庫: 350ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/4/9)
  • ISBN-10: 4334745822
  • ISBN-13: 978-4334745820
  • 発売日: 2009/4/9
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (47件のカスタマーレビュー)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「あの日にドライブ」という題名がまず好きです。リストラによってやむなくタクシーの運転手をすることになった主人公がある時、昔付き合っていた彼女の姿を見かけたことで、過去に取り付かれます。「もしあの時彼女との道を選んでいたら・・・」「もしあの時ああしていれば・・・」あるはずもないことに夢を膨らませ、現実を置き去りにする。しかし、現実は会社を首になり、タクシー運転手としてのノルマも達成できず、家族とも上手く付き合えていない冴えない男。自分を過大評価し、周りを見下し、愚痴ばっかりの主人公も、ある時ふと気づく。自分の周りにいる人の人生に。同じタクシー運転手をしている男は昔、競輪の選手だった。どこかの会社の社長をしていた人もいる。自分ばかりが上手くいかない人生に手こずっているのではなく、周りもみんなそうだったということに気づいた時、男は「他人の人生なめちゃいけないな。」と思う。あるはずもない空想に夢を見続けるよりも、今ある生活を生きていくことに前向きになった男の心の動きがごく自然に描かれていて、共感する部分が多かった。ナチュラルに気負わず読ませてくれるさりげなさは「明日の記憶」と同様。プラスαとして、とても身近にいるタクシー運転手という職業が扱われていたことで、より現実味が増して、よかった。

街に溢れているタクシー運転手を見る目が少し優しくなったような気がする。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
荻原さんの作品はいつも面白いので安心して読み始める。

今回も読み止らない面白さだった。読み返してじっくり味わうタイプの

本ではないけど、ミステリー小説並みにここら辺でやめようとは

思えないテンポの良い作品。

主人公の伸朗43歳は銀行をリストラされて、今はしがないタクシー

運転手。運転手は腰掛のつもりだからか、仕事には身が入らずノルマ

も達成できない毎日。心なしか家庭生活もうまくいっていないように

思えて、過去自分がどこで道を誤ったか、そればかり妄想している。

過去の恋人と結婚していたら、あの会社に就職していたら、

あまりの妄想に「もっと現実を見ろ!!」って喝を入れたくなることも

しばしば。でも同世代の同性の人が読んでいたら、そうだよなぁって

納得しながら読めるのかもしれない。伸朗は後ろばかり向いていたから

前には中々進めなかったけど、きちんと前を見据えるようになったら

物事はなんとなく良い方に進みはじめる。読後感爽やかな作品です。

何かスカッとしたいなぁって思っている人にお薦めかも。

但し、ゆっくりじっくり文章を味わうという本ではないので★4つ!!
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
荻原浩は抽斗(ひきだし)の多い作家だ。たっぷり笑えてしみじみ泣けるユーモア小説や人情ものを書いたかと思えば、シリアスなミステリーや哀愁と感動の人間ドラマを書いたりする。
本書はあえて言えば、渡辺謙主演で映画化された『明日の記憶』の系譜に連なる人間ドラマということになるだろう。「直木賞」のノミネート作品でもある。

牧村伸郎は43才。優秀で着実な営業実績とキャリアを持つ銀行員だったが、おととし、上司へのたった一言の諫言がもとでリストラ同然の出向を命じられて、自ら退職する。公認会計士を目指して自宅浪人を始めたが、試験を受けるまでの腰掛のつもりで、3ヶ月前タクシードライバーになった。会社では営業ノルマに追いかけられ、家では特殊な勤務時間のため、妻や娘、息子ともまともに会話ができない。毎日に疲れきり、ストレスから円形脱毛症になってしまった。

彼は、今までの人生の岐路すべてで誤った選択をしたと思いはじめる。「もう一度、人生をやり直すことができたら」、「もう一度、チャンスが欲しい」、「できるなら、時計の針を戻したい」いつしか彼は、自分が選ばなかった道を見てやろうと決心し、やり直しの人生をバーチャルに想像するようになる。あの時違う選択をしていたら・・・、自分の人生はこんな風にはならなかっただろう。---悪い想像はひとつも浮かんでこない。
そして、夢のような過去を辿りなおし、“あの日にドライブ”をして、文字通り夢想した彼が見たものとは・・・。

著者は、ユーモアとペーソスあふれる独特の荻原テイストを醸し出しながら、誰もの頭に一度はよぎるであろう“人生のやり直し”というテーマに真正面から挑んでいる。どうなることかと思って読んでゆくのだが、最後には前向きでさわやかなエンディングに胸をなでおろしている自分がいた。
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初、荻原浩。
荻原浩さんの本を初めて読みました。
そして久々に時間を忘れて本を読みました。
一気読みです。なにしろ、テンポが良い!... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: 光
今、が大事。
伸郎は43歳。上司へのただの1度の不服従の為出世街道から脱落し大手銀行を辞めた。自分ではキャリア・アップのチャンスだと再就職先の面接を受け続けたが結果は惨敗。公... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: かっこ
じんわり幸せ
著者の相変わらずピンポイントで、笑いをくれる文章があったり
ほろりとさせるストーリーがあったりで、安心して読めた。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: Tak
どんな仕事も前向きに!
経済小説のオススメにあったので読みました。
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投稿日: 18か月前 投稿者: itchy1976
時間を返してほしい
中年男がうだうだうだうだ。物語の展開もなく、読んでいて苦痛すぎる。
投稿日: 18か月前 投稿者: ganchanz
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