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あの戦争と日本人
 
 

あの戦争と日本人 [単行本]

半藤 一利
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『昭和史』『幕末史』に続き半藤一利が語りおろした「戦争史」決定版。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

半藤 一利
作家、歴史探偵、エッセイスト。1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。『週刊文春』『文藝春秋』の各編集長、専務取締役を経て、文筆業に。93年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、98年『ノモハンの夏』で山本七平賞、06年『昭和史1926‐1945』『昭和史戦後篇1945‐1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/01)
  • ISBN-10: 4163735100
  • ISBN-13: 978-4163735108
  • 発売日: 2011/01
  • 商品の寸法: 19.2 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ryu トップ1000レビュアー
 「昭和史」「幕末史」に続く半藤氏の歴史回顧第3弾ですが、相変わらず面白い。半藤氏の著作は言葉のわかりやすさと、視点があえて読者目線で書かれていることが要因で、豊富な知見に裏打ちされているからこそ素人にもここまでわかりやすく説明できるのだろうと思います。

 日露戦争から第二次世界大戦にいたるまでの経緯を世界情勢だけではなく、当時の指導者たちの視点から見た説明は人物描写が生き生きとしていてさすがだと思います。特に第11章の「昭和天皇と日本人」では天皇の苦悩がひしひしと伝わってきてこちらも息苦しくなるほどでした。また、昭和の一部のリーダーによる稚拙な意思決定がもたらす悲劇や本来あるべき姿など、このころの歴史を再度見直すことにより気をつけなくてはいけないこともたくさんありました。

 ほんとうに分かり易くて、面白くて、ためになりました。著者の続編を非常に楽しみにしています。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hbspmd トップ1000レビュアー
『昭和史』『幕末史』の著者で「歴史探偵」を自任する半藤氏は、戦後の日本は、自国の歴史をしっかりと教えて来なかったとし、また第二次世界大戦に至る歴史の中で、日露戦争には我々が教訓にすべきところが多々あるとしている。

日露戦争の勝利は、実態は薄氷を踏むものであったにも拘らず、その実態は一般国民には知らされず、軍もまた誤解・錯誤を持ったまま時代は昭和に入っていく。日露戦争を戦った海軍も陸軍も事実をきちんと記した記録を残していたにも拘らず、それが極秘資料として後々に伝えられなかったことが、その後の大きな悲劇を生むこととなったのではないか。もし歴史を教訓としていたらならば、その後の歴史は大きく変わっていたのかもしれない。その資料の一部が2010年になって尚、その存在が確認されたという事実も極めて興味深い。

終戦直後の9月に昭和天皇が、当時11歳の皇太子(平成天皇)に送った手紙は印象的である。そこには、国民が皇国を信じ過ぎ、英米をあなどったこと、軍人が精神に重きを置き過ぎ、科学を忘れたことなどを敗因に挙げている。また、日露戦争時、明治天皇の周囲には有能な責任感を持った政治家・軍人が居たのに対し、第二次大戦時には軍人が大局観を持たず、退くことを知らなかったと述べる無念さも漂っている。

明治の末から大正を経て、昭和の初めに至る歴史は、日本の歴史の中でも最も危険かつ残念な時代であるが、それは軍部のみの責任に帰する訳には行かず、政治家、学者、マスコミも含め、押し留めることの出来ない大きな歴史の流れによって、過ちを大きくして行った感がある。この人物がもう少し生きていたならば、という歴史の「if」など、幾つかの分岐点もある。これらをどう日本の歴史の教訓として活かすのか。国民から戦争の記憶が薄れ、時間が悲惨な記憶を美化するようなことがあると、再び日本が危険な道を歩む可能性があるのではないかとする著者の警告は重く受け止める必要がある。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
丁寧に資料を読み解いて、印象だけに陥りがちな
歴史解説を第三者の立場から、公正に行っています。
統帥権干犯の問題について、司馬氏の見解に対して
異を唱えてらっしゃるのも、しっかりと頷ける論拠を
持っているので、納得しながら読み進めることが
できました。
このような歴史の再検証作業は本当に素晴らしいと
思います。

非の打ちどころがないので、ところどころ、自分は
昔「ワルガキ」だったと必要以上に強調されています。
韜晦されているのでしょうか。こういう箇所は、つい
苦笑まじりになってしまいますね。
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文春読者に売れる本をマーケティングし直しただけ
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投稿日: 9か月前 投稿者: ニコチャン大王
他書籍とあわせて
本書の内容は自分が始めて知る部分も多く本当に参考になった。
ただし、戦争物の書物は他にもあり本書だけでなく合わせて読むことが自分はよさそうに思う。
投稿日: 9か月前 投稿者: 旅行計画者
学校では教わらないこと
昭和38年生まれの私は学校ではこの本の内容の時代は教わりませんでした。
日本がなぜ戦争したのか?なぜ負けたのか?小学校でも中学でも高校でも... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: ミステリアス
軍部の手にした「3本の杖」
幕末から日清、日露の両戦役を経て太平洋戦争に突入していく日本。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 無名子
毎度のことながら面白いです♪
昭和史、幕末史ともに読みましたが、この本ってその第三弾だったんですね。とっても分厚いんですけど、毎度のことながらとっても面白いです。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: Giuliani
半藤流「あの戦争」講談・・・・私の株式投資的解釈
著者が「あの戦争」と呼ぶのは、一般に「太平洋戦争」とか「大東亜戦争」とか呼ばれている、あの戦争のことである。著者一流の肩の凝らない会話体で書かれているが、やはり相... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: ボーン・ウイナー
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