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この本を知ったのは、中学国語の教科書や国語問題集で、この作品の
中の短編(「ベンチ」や「じゃがいもパンケーキ」他多数)を読んだ
ことからでした。当時はナチスやユダヤ人迫害の知識が少なかった
ものの、どの短編も妙に印象に残る興味を惹く話で、問題集を解き
ながら「あ、コレ、以前に読んだ話の続きか!」と発見して喜んだ
のを覚えています。
扱われている内容は重いものの、肩に力を込めずに淡々と描かれ
ているので、かえって共感し感情移入してしまいます。
ドイツ少年とユダヤ少年が仲良く楽しく過ごせた無邪気な日々と、
その後にやってくる過酷な現実の落差は不条理そのものです。
ユダヤ人一家と仲良くすることが許されなくなっていく主人公一家の
姿は、ユダヤ人迫害に苦悩するドイツ人もいたことを伝えます。
さすが児童文学のドイツ・・・大人も必読の作品です。
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