星ファンとして購入してみましたが、巻末の星夫人との対談の中で、
星夫人が話されている通り、この本は「星の小説を元に最相さんが考えたり
感じたことを綴ったもの」です。それも最相氏の得意分野「生命科学」に
関する内容が大部分を占めます。そして、他の方が指摘されている通り、
取り上げた星氏の短編をひっくるめてネガティヴな結び方をするお話が
多いので、読んでいてあまりいい気持ちがしません。
ただ、そういった内容になった理由として解説の福岡氏が、現代科学が
あまりにも、モラルや現実的な社会状況を見据えていないことに最相氏が
半ば絶望を感じているからではないか、と指摘されおります。
正直この本、読了するには辛いものがありましたが、この福岡氏の意見で
大いに納得させられました。