「ラノたの」などを執筆されている本田透先生の新作、と思いきや、これ同レーベルの「がく×ぶる」という作品の続編のようですね。巻末の作品紹介で知りました。今そちらに手を伸ばしていたところですが、読んでおいた方がいいかもしれません。人物相関や主人公が克服した問題などが描かれていますし。
ただ、はっきり言っておきます。この作品は、シスコンおよびブラコンのキャラを好まない人にはお勧めできません。タイトルからしてそうですが、姉弟ものですしね。自分はそういうの割と好きなんで(まぁ、苦手なジャンルは少なめだと思いますが)気に入っています。
巻末のあとがきでも作者本人が言っていることですが、ここまで姉萌えに走った作品は初めて見ました。姉が出てくる出てくる!最近の妹(もしくは妹キャラ)萌えに対抗するかのように。弱気な弟に迫る姉たち。その中でも好きな絡みが、主人公である「弟」美千緒と、その弟と相思相愛な「姉」(従姉妹)であるウテナ。この二人のいちゃつき模様を描いたところから物語が始まります。姉弟もの、ということでインモラルなものを感じさせるかもしれませんが、そこら辺はライトなものです。まぁ、ガチで弟狙う、腹違いとはいえ血縁の姉が登場しますけどね。
姉弟という恋愛においては禁断の関係。それにまつわる苦悩や葛藤というものは「がく×ぶる」で描かれているようです。全五巻中、三巻中ほどまで読みました。二人の結末を今作品で知っているわけですが、本当この二人には幸せになって欲しいものです。特にウテナ。毒舌を吐きまくり、弟を徹底的にいじめる彼女ですが、内心弟が愛しくて愛しくてしょうがない様子がもう、やばいです。弟に近づく女に激しく嫉妬する姿だったり、ドSと見せかけて実はMっ気があるところとかもう、ね。倫理的、社会的にも問題ないですし、相思相愛な関係って大好きなんです。
続きがあるかはちょっと微妙な様子の今作品。個人的には続いて欲しいですね。そして、美千緒とウテナが結ばれ、祝福されるところを見たい!
(何か、三巻のほうにもまったく同じレビューが出てますね。どうなってんでしょう?)