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あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書
 
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あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書 [単行本]

アーネ リンドクウィスト , ヤン ウェステル , Arne Lindquist , Jan Wester , 川上 邦夫
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

05年2月23日(水)、皇太子さまは45歳の誕生日を迎えられての会見で、愛娘愛子様の子育てについて語られました。そのさい「最近非常に感銘を受けた」として朗読されたドロシー・ロー・ノルトの詩『子ども』が収録されています!

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、13歳から年齢とともに増大する法律的権利と義務、消費者としての基礎知識、コミューンの行政と住民の役割、社会保障制度とその内容が、豊富で生き生きとしたエピソードを通して平明に解説されています。またそれだけでなく、いじめ、恋愛、セックス、結婚と離婚という人間関係についても取り上げています。そして、暴力と犯罪、アルコールと麻薬、男女間の不平等、社会的弱者や経済的・社会的に恵まれない家庭の存在など、いわば社会の負の面も隠すことなく紹介しています。

登録情報

  • 単行本: 212ページ
  • 出版社: 新評論 (1997/05)
  • ISBN-10: 4794802919
  • ISBN-13: 978-4794802910
  • 発売日: 1997/05
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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97 人中、93人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ほぼ全教育を公的に供給するスウェーデン、「知識資本」を育てることに心血を注ぎ、世界一のIT国家に
のし上がった最大の福祉国家の中学校の社会の教科書、ということで興味を持つ人も多いでしょう。
中学生の子の家庭教師用の教材として購入してみました。

この教科書は法律と犯罪、人間関係、経済、コミューン(自治体)、社会保障というセクターに分かれています。
この本の最大の特徴は「あなた」という視点にたって書かれていることだと思います。
法律の話での、あなたは○○歳になったら○○が出来ます、という紹介をするのもそうですし、経済のセクターは
実際の子ども達の経済(お小遣い)の話から入ります。また、「課題」として「あなたはどう考えますか?」という
問題提起が非常に多く入っています。実際の授業では毎授業ディベートが行なわれるのでしょう。
「あなたと他の人々」というセクターがあるのですからうらやましいです。

また、具体的な犯罪→裁判の流れを追ってみたり、麻薬の話、性の話など、全て生徒に身近な、具体的なところから
入って、その後に説明をしたり、議論をさせたりする、という流れなので、とてもわかりやすく、問題意識を持たされます。

中学生へのアンケート結果や、色々な統計の結果などもたくさん載せられ、スウェーデンの社会福祉の現状を
知りたい方にもお勧めだと思います。特に、大きな裁量権がある「コミューン」の仕組みについて一章割いて
くれていますし、例えばスウェーデンの犯罪者ケアーに関する市民の実名の意見を掲載したところでは、
ある男性が「犯罪者についてあれこれ言うのは全くスウェーデン的」と言っていたり、別の人は
具体的な「スウェーデン的」提案をしていたりと、実際スウェーデンの人が社会福祉国家をどう思っているのか、
どうしてその体制をとっているのか、具体的に見ることができます。
私自身、いろいろ考えさせられそうです。

教育や福祉に興味がある人、スウェーデンに興味がある人、教師・親である人など、どんな人にもお勧めです。
いろいろなところで絶賛されているのも当然です。

このレビューは参考になりましたか?
27 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本の大人たちにとって、今なぜ、スウェーデンの中学教科書が?! 確かに、わたしたちは社会に出てようやく自分の無知を恥じ、知識欲に目覚め、 あの時もっと勉強していればよかったなどと、学生時代を振り返ったりします。特に社会科は、答案用紙を埋めるため、一夜漬けの丸暗記を繰り返していたりして。。。

訳者は、まえがきで賢明にも本教科書の特長を指摘されており、それがあまりに的確なので引用しておくことにします。

1)実社会への手引きになっている、2)社会的存在としての人間にさまざまな角度から光を当てている、3)積極的な姿勢が貫かれている、4)子どもたちが自分自身の意見をもつことを徹底して奨励している、5)社会は自分たちの手で変革できることを教えている、6)文章が簡潔かつ明晰で、良く練られリズムがある。

また解説として、こういった教科書の背景となっているスウェーデンの社会や教育制度について丁寧な情報を加え、その実際の使われ方をレポートしてもくれています。

読み終わって、この社会科の教科書の中には、暗記で解答するような課題など一つもありませんでした。私たち自身が社会の中で生きているのだということを自覚し、その社会は複雑でいろいろな問題や考え方があって決して一筋縄ではいかないけれども、それをより良いものにしていくのは私たち自身に掛かっている、ということを学ぶためのものだと思いました。それこそ、私たちが一夜漬けの代わりに本当に必要としていたはずの、社会に密着した生きた視点だったのではないでしょうか。

皇太子さまがお読みになったことで有名になったという「子ども」という詩についても、そこに感動を誘う形で真理が描かれている、という理由だけで掲載されているのではありません。その真理がいかに理想的なもので美しいものであっても、それを実行することが困難な人たちがいたり状況があったりするという、決して綺麗事だけでは済まない痛切な現実から目を背けないようになっています。

社会の仕組みについて目的意識を持ってもう一度勉強しなおす機会が欲しい、そんな日本の大人たちにとっても文字通り最適の教科書ではないでしょうか。
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81 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By funabee
形式:単行本
 実はこの本、すでに発売直後に入手していた。あるセミナーに参加した友人が紹介してくれたのだ。さっそく取り寄せひと通り読んでみたが、実はあんまり印象に残らなかった。それでも手放したくなかったのは、いつか役立つときが来るだろうと思っていたからだ。それから結婚し子どもが生まれて子育てに携わるようになってから、またあらためてこの本を読み返してみた。すると時を経てこの本のよさがじわじわと伝わってきたのだ。

 日本の中学校で教えている「公民」という教科では、どちらかといえば政治や経済、社会の「枠組み」ばかりを指導し、それを丸暗記させる。これに対し、福祉国家で知られるスウェーデンでは、政治や経済、地域共同体といったなかで自分はどこに位置付けされ、どのような役割を果たし、さらに自分は他者に対して何ができるかを指導している。それは、日本の教育が「どんなことを知っているか」を重んじ、米国では「どんなことができるか」を重視するのに対し、スウェーデンでは「どんな人であるか」を大切にしていると読み取れる。日本人にとっては、とても新鮮な視点だ。

 さすがに中学教科書をそのまま翻訳しているため、文章はわかりやすく、写真やイラスト、図表なども豊富で、もし自分が生徒の立場であればとても親しみやすい。機会があれば、この教科書を参考に私たちが暮らしている地域、さらには日本の社会をモデルに「新しい教科書」を作ってみたくなる。そんな一冊だ。

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あなた自身の社会ースウェーデンの中学教科書
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投稿日: 2005/3/19 投稿者: チエベ@いながめ
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