不法滞在の外国人をテーマにしたシリアスな映画は多いですが、切り口を変てコミカルに描いたのは新しいといえば新しい。
また、「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープのように登場するサンドラ・ブロックは、威張り散らしてもストリープのような隙のない女にしないのがイイ。仕事のためなら花も嵐も踏み越える猛烈ヒロイン。サンドラ・ブロックはこういう役をやらせたら最高ですね。(笑) 独善的でアクの強い役どころだが、この人がやるとなぜか憎めない。実年齢では45歳になる彼女は、本作では「何も見せないけど意外にドキッとさせる」ヌードシーンまで披露してくれます。
アンドリューに扮したライアン・レイノルズもまた好演。イケメンだが、なかなかのキャラクター俳優で、体を張った演技に好感。
また、よくあるパターンであるとしても、都会派で田舎をバカにしている女が、ファミリーの味や田舎のよさを再発見するドラマでもあります。クライマックスの展開が少々テンポが悪いのが気になりましたが、アラフォーのラブコメとしては悪くないと思います。
アラスカの田舎町を表すエピソードとして、町の雑貨屋で有料のネット端末からネットに接続すると、「ガー・ピー」という音がする。という一連のシークエンスが面白かった。インターネット音痴のマーガレットは、「何?これ?!」と言うが、おそらく、このシーンの意味がわからない観客も多かったかもしれないですね。これは、一時代前(10年位?)には当たり前だった「電話モデム」の音。この店では、まだネットを電話モデムで繋いでたとの描写なんですね。今では、「ADSL」や「光り」が当たり前で電話モデムの軽く千倍以上は早いんですよ。(笑)