「ぼくは わるいこなんだ」と自分を責めるちびくま。そんな彼に、たろくま、やぎ先生、すべり台やブランコやのっぽの木が「あなたはちっともわるくない」と呼びかける。この物語が訴えているのは、子どもが「人として尊重される権利」を持っているというメッセージを子ども自身に確実に伝えることの大切さだ。
本書は「だいじょうぶの絵本」と題されたシリーズの中の1冊。ほかに子どもへの性的虐待を主題とした『いいタッチわるいタッチ』と、自己肯定感を持つことの大切さを説く『わたしがすき』がある。いずれも身近な問題であるにもかかわらず、家庭では取りあげにくい話題を真正面から見つめた、親と子どもが共に考えるための絵本だ。(中島正敏)
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