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あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実
 
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あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実 (単行本)

by ピエトラ リボリ (著), Pietra Rivoli (原著), 雨宮 寛 (翻訳), 今井 章子 (翻訳)
4.3 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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Product Description

Product Description

あなたのTシャツはどこから来たのか?
米フロリダ州で買った1枚5ドル99セントのTシャツについて、原料である綿の生産現場、繊維工場、小売店、古着の回収・流通などをたどる中で、グローバル化の問題を考察していく。

綿は米テキサス州産だった。同州ラボック周辺の農地は現在、世界のTシャツの生まれ故郷である。綿作りのように単純な川上産業が、高度なサービス業中心の米国経済で繁栄し続けているのはなぜか。著者は歴史をひもとき、米政府の補助金制度、つまり200年以上にわたり発達してきた綿の生産・販売におけるリスクを緩和する政策が競争優位に影響していると分析する。

綿は遠く海を隔てた中国・上海で糸に紡がれ、布に織られ、Tシャツに縫い上げられる。18世紀に産業が興って以来、繊維・衣料品生産の単純労働は低賃金、長時間労働、粗末な労働環境に耐えて働く労働者が担ってきた。中国は労働者の移動を制限する戸籍制度の下で、従順な労働者を尽きることなく供給している。豊富な労働力と低い人件費により、現在、中国は世界の繊維・衣料品産業に君臨している。

Tシャツの「一生」の大部分に、政治による保護や介入が関わっていることを示し、グローバル化を引き起こしているのは市場ではなく政治や歴史であると結論づける。


(日経ビジネス 2007/02/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)



内容(「BOOK」データベースより)

全米出版社協会最優秀学術書(2005年金融・経済部門)。一枚6ドルのTシャツからグローバル経済を見る。

Product Details

  • 単行本: 331 pages
  • Publisher: 東洋経済新報社 (2006/12)
  • ISBN-10: 4492443398
  • ISBN-13: 978-4492443392
  • Release Date: 2006/12
  • Product Dimensions: 7.4 x 5 x 1.2 inches
  • Average Customer Review: 4.3 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
  • Amazon.co.jp Sales Rank: #17,175 in 本 (See Bestsellers in 本)

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15 of 17 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars 自由貿易と雇用維持, 2007/2/27
By moritats55 (愛知県東海市) - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
面白い本でした。
Tシャツがどのように作られていくのか、アメリカテキサスの綿農家、中国の綿織物工場、そしてミトゥンバとして送られるアフリカタンザニア。
それぞれのところで働く人々を描きながら、その歴史、そして現在の課題を浮き彫りにしていく。
表面的な反グローバリズムを掲げるのではなく、自由貿易主義を課題はあるものの、肯定的にとらえる、その視点はとても好意的に感じられた。
自由主義アメリカの綿農業にこれほど分厚い保護主義政策があるとは思ってもみなかった。日本のコメ農業にも匹敵するような。
また、古着Tシャツがミトゥンバとしてアフリカで再利用されていく様、これもイメージしていなかった。
薄っぺらな自由貿易や保護主義という言葉を血の通った現実のものとして理解するとても、勉強になる本でした。
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3 of 3 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 世界を平和に近づけるための経済書, 2007/6/6
By 鳥生 倫 (東京都中野区) - See all my reviews
読了後、頭の中に響いていたのは"Give Peace a Chance" by John Lennon.

経済学者である著者が、原料から古着リサイクルまでのTシャツの旅を通して語りかけるのは、多様な立場の認識とその許容だ。

米国テキサス州の3代続く綿農家と南部の奴隷、中国で農村の暮らしから自立するために紡績工場で働く女性たち、1800年代綿産業黄金期の英国の工場、東アフリカ、タンザニア...時と空間を超えて、それぞれの場所で一生懸命生きる人に寄り添うように物語を紡いでいく。その物語は、一つの価値観に固定したジャッジを揺さぶり続ける。

Tシャツの旅の最終章、米国の富裕層が放出した古着がアフリカへ渡り、リサイクルする古着市場だけが本当の「自由」貿易だという指摘には、ハッとさせられた。ものは捨てると同時に意識から消え去る。無意識に追いやった後だからこその「自由」=「無視」「無関心」。普段の生活の中で、いろんな物事を「意識の外」に追いやっているということに気付かされる。

意識の外に暮らす人の生活に、お互いが少しずつ思いを馳せ、共感を持ち敬意を払うだけで、ちょっとずつ世界全体が平和に近づく。そんなメッセージを感じた。
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15 of 19 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 真に強靭なグローバリズム, 2007/2/21
By 射手座 (大阪) - See all my reviews
 著者が勤務する大学構内で女子学生が途上国でTシャツ縫製の「搾取工場」を営む多国籍企業を糾弾するアジ演説の場面から物語は始まります.彼女の経済学的知識の乏しさをたしなめる位の気持ちでTシャツが誕生してから自分の手元に届くまでを追いかけ始めた著者は,しかし思わぬ深みへと読者ともども入り込んで行きます.
 米南部の綿作が南北戦争以来,優位を保ち続けている理由.19C英国から始まり米国,日本,香港等を経由し中国に押し寄せた「底辺を目指す競争」….特に後者の「女工哀史」的現象は各々の国で在来産業からの離陸時には必須であり,また働き手(ほとんどは女性)にとっては,たとえ長時間・単純労働・低賃金であっても,農村に留まるよりは遥かに魅力的かつ自立可能な職場を提供していることは重要な観察事です.一方で「戸籍制度」など独特な法制が中国の高生産性をもたらしていることも見逃されていません.
 これだけなら先の女子学生の「浅はかさ」を嗤うだけになるでしょうが,著者はさらに歩みを進めます. 綿製品は原料から製造に至るほとんど全ての行程で政治が介入し続ける,経済原則だけでは説明できない商品であることを解き明かすのです.政府に補助金や輸入規制を導入させる米繊維業界など政治力の有無がモノを言う世界であるのと同時に,政治介入がもたらす予想もつかなかった結果もレポートされます.最終的に古着になった段階でTシャツは初めて政治からフリーの世界に入ります.
 大陸と時代を縦横に駆け巡るスケールの大きさもさることながら,テキサスの農場主,上海の縫製工場の労働者,タンザニアの古着屋等々の市井の人々が,大言壮語せず日々の糧を求めて行う経済活動そのものが自他ともに「豊か」にしてゆく様に,グローバリズムの真の強靭さを見た気がいたします.
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アメリカで売っているTシャツの川上(つまり綿花生産)から、川下(つまり古着)までの流通の現状と歴史が分かりやすく解説してある。... 続きを読む
Published 22 months ago by shibchin

3.0 out of 5 stars 現場主義に立っているので説得力あり
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Published 23 months ago by XP

4.0 out of 5 stars フェアトレードとは一線を画す,グローバリゼーションの真実
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Published 23 months ago by 親カッパ

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Published on 2007/5/6 by よろよろ

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Published on 2007/4/3 by 希望を探して

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朝日新聞の書評のページに掲載されていたのがきっかけで購入しました。経済系の本にはほとんど縁がなかったのですが、Tシャツというわかりやすい切り口を与えてくれるため... 続きを読む
Published on 2007/3/27 by ほんのムシ

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