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前半はおもに地下空洞都市、後半は火星地表での物語となっており、なぜ人類はアンドロイドをつくったのか、ほんとうにアンドロイドをつくったのは人類なのか、人類は何処からきたのか、失われた過去の歴史に眠る秘密とは何か、などの謎を解き明かしながら物語は一気に「エンズビル」と呼ばれるアンドロイドたちの神が降臨する佳境へとなだれ込んでいきます。
トリックが同じでも物語としておもしろいミステリーが書けるように、やや使い古されたアイディアでもおもしろいSFも書けるのだな、と感慨深いものがありました。
長編デビュー作である本作でも機械と人間の境界を探る著者の思弁は健在でありまして、一読して損はないものと思われます。
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