訳も分からず苦しみ、そしてあきらめていた(というかほっといた)花粉症に対する認識が変わりました。甜茶がいいとかヨーグルトがいいとかいろいろありましたが、そういう次元の話ではないです。
あくまで医学的に・科学的に・合理的に・現実的に(実は後者二つが重要)花粉症を治しましょう、そのために医者としてはこのように論点整理をします、患者としてはこんなアプローチをとったらいかがでしょうか、という医者と患者でキャッチボールすべき情報の流れをアレルギー専門医と患者のQ&Aのかたちでまとめた本。
これまでの「花粉症治療」の問題点、花粉症と呼ばれる症状の原因が複合的で実はアレルギー以外にもあること、を前半で示し、その上でアレルギー起因の花粉症への対応策を詳細に説明しています。中でも、今後保険診療の対象となるであろう(本書には2012年ごろとありました)「舌下減感作療法」は、身体的にも時間的にも患者の負担が小さいことが予想され、一番期待できると感じました。これなら会社勤めの社会人でもがんばれそうです。
世の中の耳鼻科の医者がみんな本書の著者くらい丁寧で合理的だったらいいのに、と花粉症キャリア二十五年のおいらは思うのでした。