本書で紹介されている作品を大部分見ている、というのは、自慢になるのだろうか。
かつてテレビの洋画劇場、それも昼間や夜中のものを中心として放映された、あまたのクズ作品な数々たち。
そんな、洋画中心の一冊であり、良くも悪くもマニアックな一冊である。
これらの作品のほとんどを知っている、というのは、それだけ昼間も夜中も暇で、テレビに齧り付いていたかわいそうなやつ、ということだ。
そう、それが20代のころの私だ。
金もない。
行動力もない。
だから、暇を持て余してテレビばかり見ていた。
本書を見ると、そんな痛い頃の自分を思い出す。
でも、今から思えば、それもまた幸せな青春だったかもしれない。
そのころのことは、今でもちゃんと自分の中に積もっている。
だから、自慢できる。
「お前、これ知らないの?俺は観てるんだぜ!!」
どんなストーリーかも、どれだけチープな怪獣なのかも言えるんだよ。
ホント、だから本書はマニアックな一冊なんだ。
レンタルビデオにさえなっていない作品がほとんどだし。
それだけ、本書の資料としての価値は高いってわけさ。