「身近な人」だからこそ、助けてあげたい、力になりたい......
うつ病経験者が語る
「うつ」に陥った人との接し方とは......?
....................................
著者は長年、「軽症うつ」に悩まされています。
この本では、あなたの「大切な人」が「うつ」になったとき、
「うつ」がなかなか治らずに苦しんでいるとき、あなたは何ができるか、
どういう距離感を保てばいいか、何をすべきか、そして何ができないか、
それが、著者の経験をもとにしたホンネで書かれています。
著者は言います。
あなたは医師ではないしカウンセラーでもない。
大切な人を「治す」ことはできないのだ。
治すのは医師であり、カウンセラーなどの専門家だ。
あなたは、「治すのを手伝うだけでいい」と思おう----と。
そしてこう続けます。
一人で何もかも抱え込んでしまってはいけない。
あなたには、できないこともある。「何とか助けられないか」という気持ちはわ
かるが、
あなたまで落ち込んでしまっては、二人とも病気に負けたことになる----と。
さらに、こうも言います。
あなたは、自分に何ができるかを考えてほしい。
うつに苦しんでいる彼(彼女)をほめちぎる。
乱れた生活リズムを整えるように工夫する。
外出したがらない彼(彼女)を散歩に誘う。
軽い運動を一緒に行なう。
......できることはいくらでもあるはずだ。大切な人がなかなか回復しなくて
も、
「自分は無力だ」と思ってはいけない。できることを探して、地道に実行してみ
よう。
「あなたは今、病気になっている。
長引く病気だから、焦らずにできることから改善していくほうがいいと思う」
あなたのそういう言葉が、大切な人を少しだけかもしれないが勇気づけるはず
だ。
その積み重ねが、うつを回復させていくのだから----と。
「大切な人」がうつになったら、あなたもつらい。
けれども、あなたまで落ち込んでしまっては共倒れになります。
本書は、「うつ」を一緒に治していく処方箋なのです!
医者ではなく患者がホンネで書いているだけに説得力があります。
うつで苦しんでいる人、落ち込んでいる人、元気のない人、
そんな人の家族や友人には、必読の本です!
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最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
経験した人だけが語れる説得力…,
By
レビュー対象商品: あなたの大切な人が「うつ」になったら (単行本)
私はドキュメンタリーやルポルタージュが好きである。
それはそこに「ナマの人間」が描かれているからだ。 本書はハウツー書ではあるが、著者自らの経験などがふんだんに盛り込まれている。 自らも軽症うつを抱える著者は、何度も次のように書いている。 あなたが「治そう」と思ってはいけない。 治るのを手伝うだけでいい。 まず彼(彼女)を受け入れ、全面的に支持しよう。 身近な人がうつになったときの接し方を書いた本なのに、 まるで良質のドキュメンタリーを読んだときのような感覚になった。 著者自身がうつになってから、独身時代はご両親と、結婚してからは奥様と、 仕事の上では上司や同僚と接してきた。 心ならずも周囲の人を振り回し傷つけてしまう自分への苛立ち、自責の念…… それがさらにうつを悪化させる。このあたりの心の揺れの表現は リアリティがあった。 そしてそれをふまえて、「うつの人とはどう接すればいいか」が書かれている。 あなたにはできないこともある。できることもある。 これも当たり前のことなのだが、身近な人がうつになると うろたえて「自分が治さなければ」と思ってしまう。 そうして「周囲」もうつになっていくケースを私はよく見てきた。 だから著者は「あなたまで頑張り過ぎなくていい」と言う。 うつを経験した人にしか書けない説得力…本書をひと言で言い表すとそうなるだろうか。 私自身長年うつで悩んでいるだけに納得できることも多かった。 家族などだけでなくうつの人にも読んでほしい。久々に、良い本に巡り会えた。
28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もうしばらくこのままで,
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レビュー対象商品: あなたの大切な人が「うつ」になったら (単行本)
本当は誰にも迷惑をかけたくはないのです。
自分をないものにしてしまいたいのです。 間違って削除してしまったファイルのように・・・ではなく、 最初からなかったものにしてしまいたいのです。 死を思うこともありますが、 私を「大切な人」と思ってくれる人にまた迷惑をかけてしまう。 「だらしがないだけ、サボっているだけ、弱いだけ」という人から 必死になってかばってくれた人に、また迷惑はかけられない。 でも、私のこんな状態が長く続けば、 その人にとっても、私は「大切な人」ではなくなり、 ただの重荷になってしまう。 「もう私を消してくれてもいい」そう思ったときに、この本に出会いました。 ここに居てもいいのかも、もうしばらく甘えていてもいいのかも、そんな気にさせてくれました。
22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
とても納得できる内容でした,
By ゆうゆう (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: あなたの大切な人が「うつ」になったら (単行本)
うつ、軽症うつ、適応障害、パニック障害……一体どこがどう違うのか。
あるいは違わないのか――といったことがていねいに書かれています。 また、「うつの原因はあなたかもしれない」というどっきりさせられる見出しもあります。 そうなんです。これまで「うつ家族はどうするか」といった本を読んで、どうも納得できないものが残ったのは、そこなんです。 私の夫は数年前にうつ病になりました。 それがきっかけかどうか、ひきずられるように私も現在、抗うつ薬などを服用しています。 夫のうつは、私が原因のひとつかもしれません。 私のうつは、夫ほど重くはありませんが、夫が原因かもしれません。 彼がうつになるとき当然、関係は悪くなるのですが、それは、うつだから関係が悪くなるのか、もともとしっくり行ってないからうつになるのか……悩むことがあります。 そういう素朴な思いに答えてくれる本に、ようやく出会えた感じがしました。
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