これを読むと、伝統的な町内会のなんとも腑に落ちない様相(ほぼ強制的)だけでなく、日本独特の社会的体質すなわち全体主義とか、集団への帰属(しかもいわば丸腰で)とその統率をあたりまえに良いこととしてきたという特異さがみえてきます。このような実体のままでの町内会は「異質者の存在を想定していない」から、現代の多様な価値観の存在する社会では、もはや受け皿になりえないのだなと考えられた。
文章もとても読みやすくまとまっており、事例も書かれていて分かりやすく、予備知識なくてもすらすら頭に入ってきます。
町内会とかにどっぷりつかってきた人にこそ、これを読んでいま一度考えてみてほしいし、またコミュニティや地域共同体とかを考えている人にも一読をおすすめします。
政府のいうところのイラク人質の「自己責任」の考え方なんかも、この古い体質があまりに長くしみついてきた現れなのでは??