基本的にはゲーム中の分岐から新たな分岐が出ておりそこから物語が発展していく、というものです。「素人が書いたものだからどうせ・・・」と思っているあなた!この本の物語は素人が書いたと思えないほどの高い完成度になっています。
中でもずば抜けているのが「聖母篇」です。この本の中の紹介のところでも絶賛されていましたが、完璧といっていいほどの出来です。底蟲村篇からの物語で、伝奇ものです。
「かまいたちの夜2」を世界観を一切壊さないにもかかわらず、「かまいたちの夜2」の枠を超えたものすごく大きいスケールで話が展開していきます。まったく関係の無いと思われていた出来事がパズルのピースのごとくはまっていき、どんどん物語に引き込まれていきます。最後には衝撃の結末が待っています。文章力や構成力も高く、一冊の本としてもいけるくらいです。かまいたちの夜独特の怪しげな雰囲気を上手く表現しています。
全体的にもかなりレベルが高く、笑えるものもあります。また、我孫子さんなど製作者の感想、インタビューや、ゲーム中の三日月島のモデルとなった場所や写真も載っています。
小説は苦手、という人もかまいたちの夜が大好きなら大丈夫!というよりもゲームをプレイした人なら買うべき!!それくらいおすすめできる一冊です。