「運命の方程式を解く本」が良かったのでこちらの本を読んでみました。
でも読んでると違和感がします。
まず、ご両親や親戚に自分達の劣等感をぬぐい去るための道具にされ、いつも人の優位に立たないと落ち着かない人生を送ってこられた方の下りで、その方の気づきとして「今まで自分の事だけを考えて生きてきた。だから苦しかったんだ」と書いておられます。
私は果たしてそうか?と思います。私も母親に対しては未だぬぐい去れない憎しみがあるから思うのですが、このような精神的に未熟な親を持った子供はいつもいつも自分の事を考えている訳ではなく、むしろ親の事ばかり考えているのです。親に喜んで欲しいから。褒めて欲しいから。それがいつしか親の望みと自分の望みが同一化し、自分がわからなくなるんだと思います。だからそのようになってしまったらまずありのままの自分を認める、人のために尽くすなんて事はできないと思う。まず自分が悪いのではないと気付き、親が未熟だったという事に気づき、自分の傷に気付き、それを癒し、その過程で自分を知らないと。
そして、どんな時でも原因と結果の法則があてはまるといいますが、それも本当にそうか?と思います。バシャールも言ってたのですが、今の地球の波動では自分とは異質の波動の人や出来事とも出合ってしまうのだそうです。要するに原因と結果の法則はいつでもあてはまるわけではない。理不尽な事は結構頻繁に起こる。また誰しも仏性があると書かれていますが、それも本当にそうか?と思います。だっていくら話しをしても通じない人達って確かにいますから。その人達は決して自分の醜さ、傲慢さ、弱さに向き合おうとはしない。いつも悪意や妬み、嫉みばかりで人を利用したって引きずりおろしたって、人の物を奪ったって何とも思わない。人の不幸が愉快で仕方ない。そういう人って実際います。そしてまた盛んに本書に書かれている人に心を開くことの重要性についても疑問です。だってそのような人がいる限りうかつに心を開いたら今ある傷がさらに広がりますから。なんだかこの本を読んでとても偽善的な感じがぬぐえませんでした。