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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
坂口尚の絶筆,
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レビュー対象商品: あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫) (文庫)
坂口尚の絶筆である。仮に「戦後日本マンガ界」なるものが存在すると仮定するなら、坂口尚はその中でも上位五位に入るぐらいのスキルの持ち主であった、と、個人的には思っている。 にもかかわらず、一般にあまり名が知られていないのは、たぶん、発行部数が多い週刊誌に作品を連載する機会に恵まれなかった、という要因による。まあ、仮に機会があったとしても、あのクオリティを維持しながら週刊での連載が可能であったかどうかは、また、坂口氏の作風の根底にあるテーマ性に大向こうに受け入れられたか否かは、かなり疑問の残るところではあるが。 例えばこの「あっかんべぇ一休」の主人公、一休宗純も、まあ世間では「とんち坊主」とかのイメージが強いし、また、そういったイメージもけっして間違いではないんだけど、その実、かなり複雑な人なのである。なにせ、新年にしゃれこうべをかかげて、「正月は冥途の道への一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と歌って練り歩いたという伝説をもつくらいで。 そして、最期、死を目前にした一休宗純は「し、死にとうない」と盲目の愛人の森女に泣いて縋る。そこには、「名の通った高僧の悟りの境地」とは程遠い、「ナマの生」があると思う。
12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
一休さんの生涯,
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レビュー対象商品: あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫) (文庫)
とんち小僧で有名な一休さんこと一休宗純の生涯を描いた伝記的漫画。作中ではさまざまな禅問答、仏教思想が出てくるけど、描かれている のはそれらを一生問い続けた一休宗純の姿。 まるで大河ドラマのような漫画だった。
18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もっと評価されるべき漫画家,
By くま (岡山) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: あっかんべェ一休(上) (講談社漫画文庫) (文庫)
坂口尚の絵は上手く、そして独特である。例えば第7話「影」の最終項を見よ。木々の影はいつの間にか一休の分身となり、一休の影は雄弁に一休のゆれる心、迷う心を描いている。セリフを持たない絵が「詩」のように語っている。一休は世の禅僧のなかでも独特な位置にあり、それはなおかつ坂口尚の位置にも対応しているように思う。この本は坂口の師匠筋に当たる手塚治虫への挑戦だったのかもしれない。例えばいろんな階層の人間を描きながら常に民衆の視線まで降りていって描くというのは手塚と同じ創作態度である。しかしこの本で彼は「ドラマ」を排除した。繰り返し描かれる権力争い、戦闘での殺しあい、世阿弥の問答、自然、一休の生きざま。きちんとストーリーとして描いてはいない。これは手塚が嫌った「文体」である。しかしその印象は作者自身の死が身近に迫っているとは思えないほど、静謐、そして美しい。一休がそうであったように、坂口は坂口の道を行ったのだ。私は彼の漫画界での位置はもっと評価されてしかるべきだと思う。
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ドラマ化してほしい
NHKの大河ドラマとして放映してほしい! 一休さんは妻夫木君で、主題歌はミスチルの I'll... 続きを読む
投稿日: 2008/11/22 投稿者: mimi
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