「真奈美、嘘ついている。」
ラノベではメインヒロインが必須で、大抵サブヒロインが脇を固める様に配置され主人公は各種イベントをこなしながら全員との「それなりに均等な恋」を繰り広げます。此処が曲者でそれとなく仲は進展するのに最終的に一人に決まることは思ったより少なく、明日からも続く幸せな日常としてシリーズ終了...となるのがひとつのスタンダードとして在るようです。
「えーと、真奈美さん、あなたも麒央さんが好きじゃないんですか?」
もちろん一本道であらゆる危機を乗り越え吶喊するガチな恋話も結構楽しく、安心して彼らの恋を覗き見することが出来ます。この場合は明確に結ばれる、或いは確定された将来を予感させるというエンディングが多いようです。この場合恋敵がいても多少の鞘当て目的が殆どのようで最終的には身を引きます。
「もしも、真奈美さんがまだ麒央さんが好きで、一緒に愛人になってくれるっていうなら、とても心強いんです」
ずっと少ないのが複数エンド。異能力や魔法が当たり前に存在する割に、面白いことに現代を生きる日本人の道徳観念がラノベの中にしっかり生かされています。二股三股は御法度というわけですね。前巻までにエリスとアオイの間で麒央を共有するという方向になりましたが、これはあくまでキャーティアという宇宙人(当然日本人の恋愛観とずれています)が片方にいるから成り立っていたわけで、でも今回は
「2人をお願い&愛人に」「わたしは、全然構わないわよ、真奈美なら親友だし」
ある意味ラノベの枠のブレイクスルーうわぉ!(初恋MB、Room No1301等凄い作品もありますが)此処までストレートな文言に拍手です。具体的にどう表現出来るか未知数ですが、其処は楽しみにしておくのが吉ではないでしょうか。
読みにくいレビューとは思いますが楽しんでいただければ幸いです...おや、疾走れ撃てからゲストの方が来たようで。ではこのあたりで。