2年かけて描きためたらしい新たな魔王と勇者の物語「あしたの今日子さん」の第1巻です。
過去2度にわたり行われた人間界を狙う魔王と聖剣の勇者の戦いが再び!
という煽りの1ページ目で始まるわけですが、ふたを開けてみれば待っていたのはヘタレ魔王と冷めた勇者のニアミス物語でした。
ニアミスと書いた通り二人の直接の絡みが段々無くなっていくのが特徴で、基本的にはそれぞれが内なる敵と戦う日常生活を描いた作品となっており、
かたや、対貧乏。
魔王の(前略)・アーサー・太郎3世と従者のマリさんことマーリンが営む家賃1万円2DK暮らし。
かたや、対変態。
なんとなくで勇者になった市川 今日子が、望んでもないのに増え続けるパーティーメンバー(中年好きビッチ戦士・我孫子、科学の申し子ちゃっかりさん魔法使い・旭、フル装備男の娘僧侶・佐倉)と繰り広げる学生生活。
この二つが何故か千葉県柏市の中で行われ、時に交差し時に無関係に展開されていきます。
理想の市長・小宮○やら柏レ○ソル優勝などのネタも出てくるあたり、千葉県人用もしくは柏市民用の漫画と言い切ってもいいような気はしますが、健気なマリさん応援漫画としてなら全国の人が楽しめるのではないでしょうか。(笑)