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5つ星のうち 2.0
大胆にカットする場面と、絶対に表現しないといけない場面との選択がズレている, 2011/10/2
レビュー対象商品: あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
矢吹丈(ジョー)を主人公とし、下町からボクサーとしてのし上がっていく話で、 1970年前後に爆発的人気だったマンガ、 およびアニメ作品を実写映画化したもの。 実に登場から40年ほども経った作品の実写化だが、 原作マンガやアニメの魅力が相当に目減りした造りが残念で仕方がない。 ジョーの素質に惚れ込み、ひたすら尽くす丹下段平の描き方も甘いし、 マンモス西との関係も適当に構成されてしまっているし、 タイトルに付く「あしたの〜」の基になった丹下からのハガキについても ほとんどクローズアップされないまま場面が過ぎて行ってしまう。 序盤の要であるジョーの右ストレートも妙に動きに違和感があるが、 どうやらジョーを演ずるジャニーズの山下智久は左利きらしく、 本来サウスポーであるはずの役者がノーマルスタイルで構えている始末。 力石徹に関しては雰囲気も肉体も動きも非常にうまく再現できているし、 全体的にマンガの実写化という意味ではかなりがんばっていると思う。 ただ、作品本来の魅力を正確に受け継いでいるかというと、疑問だ。 ボクシングシーンも確かに重要ではあるが、 それ以上に序盤の人間ドラマに何より魅力がある作品のはずで、 そのあたりが一気に省略され、さっさと試合が始まってしまう流れには閉口。 ジョーがどうしても決着をつけたかった力石が先に少年院を出所する場面でも 非常に悔しがりながら同じリングに上がる決心をするジョーがまったく描けていない。 大胆にカットする場面と、絶対に表現しないといけない場面との選択がズレているのだ。 かなりの長編作品を2時間ほどの映画として完成させるには エピソードの取捨選択は必須だが、こんな仕上がりになるのであれば 作品の魅力を失わずにうまく編集した劇場版アニメの流れに沿って欲しかった。
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5つ星のうち 5.0
永遠の名作が、新しい息吹きで甦る。, 2011/5/22
レビュー対象商品: あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
劇場で観ました。 あまりにも良かったので、2回足を運びました。 この映画は、そのくらいの完成度があります。 世代にもよるでしょうが、漫画と言えば、この「あしたのジョー」を挙げる人は多いはず。 誰もが知っている傑作を実写映画化・・・、このニュースを聞いて、不安な気持にならない人はほとんでいないのでは・・・。 僕自身、「どうせ、大したことないんだろ?」位の気持でしたので、観る気も無かったのですが、予告を観てみると、予想以上に力が入っていて、「おぉっ、これは、良いぞ」と思い、劇場で観たら、文字通りノックアウトされた。 製作側の作品に対する熱意がビシビシと伝わってくるし、何より、俳優陣が文句なしの演技を披露してくれている。 正直、これを観て、山下の事を見直した。 これは、並大抵の気合ではない。 力石役の伊勢谷もすごかった。 ジョーと闘うために壮絶な減量をし、骨と皮だけの身体になっていたが、あれを見て、何も思わない人はいないはず・・・。(もし何も思わなかったら、病院に行った方が良い) 丹下段平役の香川照之もアツかった・・・。 葉子役の香里菜も美しく、芯の強い葉子を完璧に演じていたと思う。 全てが最高の作品だ。 原作者のちばてつや氏が絶賛する理由も分かろうというものだ。 きっと、故朝森氏も満足するだろう。 僕的には、是非、続編を作って欲しい。 その位、素晴らしい出来だった。
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5つ星のうち 3.0
サツバツとした話になっちまった(-_-#), 2011/9/10
レビュー対象商品: あしたのジョー プレミアム・エディション(2枚組) [DVD] (DVD)
しかし、サツバツとした話にしてくれたなあ〜〜(-_-#) というのが見終わった時の率直な感想でした。 格闘技のマンガって暴力に焦点を当てたサツバツとした話に なりがちなんだけど、『あしたのジョー』はそうなってなくて、 ロマンチックな話に仕上がっている。 そこが『あしたのジョー』のすごさだと思っているんだけど。。。 サツバツとした話にしないために、ちばてつやはいろんな演出をした。 それは、ドヤ街の子ども達とジョーのふれあいだったり、 いつも自信に満ちあふれていた力石が見せた弱さだったり、 ジョーにキラキラとした内面を語らせた「真っ白な灰」のセリフだったり、 葉子の愛の告白だったり。 その結果、『あしたのジョー』は格闘技マンガなのに 奇跡的にロマンチックな物語になったんだと思う。 そういうトコ分かってんのかな、このカントク(-_-#) 葉子によけいなエピソードを作る余裕があるんだったら、 ジョーと力石の内面をきちんと描いてくれよ。 役者は全員ハマリ役だっただけに(葉子以外)、ものすごく残念です。 とくに力石の演技は白眉であったし。 ボクシングのシーンも意外にリアルだったし。 ジョーがいつも丹下のおっちゃんといっしょに戦ったのに比べ、 力石はいつもひとりだった。ひとりで戦った。 ジョーが敗れたのは必然だとは思いますが、 この力石戦以降、ジョーも丹下のおっちゃんから親離れして ひとりで戦っていきます。 このあと、『あしたのジョー』はどんどん面白くなっていく。 役者がほぼ完ぺきなだけに、カントクを替えて次回作を撮れば とんでもない名作が生まれる可能性がある。 というわけで、次回作に期待(^^;
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