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あしたのための「銀行学」入門 (PHPビジネス新書)
 
 

あしたのための「銀行学」入門 (PHPビジネス新書) [新書]

大庫 直樹
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

金融システムは私たちの経済生活を支えている。
しかし、その核となる「銀行」について知られていないことは驚くほど多い。
たとえば、
「銀行は預金でも貸出でも利益をあげていない」
「貸し渋りを受けた中小企業は4%に過ぎない」
「ALMという隠れた利益の源がある」
といったことである。
本書では、メガバンク誕生の歴史や預金・貸出業務の現実から始まり、
ALMというしくみ、金融技術、あしたの銀行像までを解説する。
そうした銀行に関する正確な知識は、私たちの経済生活の礎となるはずだ。
あしたのための「銀行学」を学び、正しい判断力を養える一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

「銀行の貸し渋りは問題です」と言われているが、「何が問題なのか」、「なぜ起きているのか」を理解している人はそれほど多くない。また、「ALM収益とは何か」と聞いてすぐに答えられる人は何人いるだろうか。経済生活を支える金融システム。しかし、その核となる銀行について知らないことは驚くほど多い。そのしくみを知ることは私たちの経済生活の礎となるはずだ。あしたのための「銀行学」を学び、正しい判断力を養える一冊。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/6/19)
  • ISBN-10: 4569709125
  • ISBN-13: 978-4569709123
  • 発売日: 2009/6/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 40,936位 (本のベストセラーを見る)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
「本当に重要な金融支援とは、競争力につながるしくみづくりを進める金融支援であるべきです」。

わかりやすく的確に、日本の銀行の現状と課題について整理してある。特に、以下の点は印象に残った。
・預金はだぶついている
・大手企業は銀行に頼らなくてもよい資金調達の手段を整備している
・中小企業には貸したいのに貸せない会社もある
・収益の柱はALM
・住宅ローンは儲かる
・リスク商品の販売も収益に貢献するが説明に時間がかかる
・ATMに代表される業務効率化以外のイノベーションが無い
・利益率が低いので外資は積極的に日本に進出してこない
・ビジネスに合わせた適正な金利設定ができていない
バブル崩壊後の銀行の再編や、リーマンショックの教訓についても書かれている。

また、貸し渋り批判は一面的で、背景には日本の中小企業の経営状況が1980年代に比べて大きく悪化しているという事情があるという。しかも、実際に融資を断っている比率は住宅ローンなどよりもずっと少ないとのことだ。

しかし、この中小企業への貸し渋り統計の説明には問題がある。同じページのグラフをよく見ると、そもそも「借入の申込をしなかった」という企業が小型企業で59.4%、中型企業でも40.8%にも上っているのに、それも母数にいれて計算しているからだ。

「借金を申し込んでいない企業」も分母に加えた上で「借金を断られた企業」の比率を出せば、そりゃあ、こうやって低く見える数字になるだろう。だが、貸し渋りに遭った企業の比率を調べようと思ったら、「お金を借りようとした」企業の中で「断られた」企業がどのくらいあるかの比率で見るべきだろう。

実際、そうやってこのグラフの値から計算し直せば、融資を断られた企業は小企業の場合で10%近くになる。条件が厳しくなった企業も加えたら3割に近い。とても「せいぜい」などという値ではない。この点において、本書の主張の根拠となっている計算方法は、公平さを欠いているように思われる。
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形式:新書
ピリッと山椒が効いてますが、全体的に日本の銀行・中小企業への愛情が感じられま
した。

私も長年銀行で働いてますが、もっとがんばらないとダメ!イノベーションに真面目に取り組まないと!と、叱咤激励された気がします。

少し辛口なので、この「愛情」の部分を感じ取れないと、反発を感じる方もいるかもしれません。

全体に分かりやすかったです。これまで、なんとなく分かっていたつもりでも、数字・ファクトに基づいて説明してもらえると、「ああ、やっぱりそうだったのね」「あれ?意外に自分の常識が間違っていたかもしれないな」という発見がありました。
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8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
日経で紹介されていて購入しました。期待以上に本当によくできた本です。これ一冊で銀行の概要が大方分かってしまうといっても過言ではない気がします。著者はコンサルタント出身のため、文章が分かりやすく、初学者や学生にも理解しやすいよう書かれている点もgood.

本書の柱は3つ。「経営」、「収益」、「イノベーション」。内容は本書を読んで理解頂きたいですが、預貸率、ALM、ATM等の業務効率化がキーワードになってくるでしょうか。

著者はもう一点大切なことを進言してくれています。「行員は海外事例から学びなさい」。この言葉に私は反論できません。これを裏付ける「銀行員よりメーカー社員の方が英語に精通している」という事実に、愕然とさせられたからです(残念ですが、元マッキンゼーの方が仰っているので真実だと思います)。昨今は金融規制も緩和の方向に向かっている中、海外での成功例を持ち込み、活用していく事例がもっとあってもいいのではないでしょうか。

本書を読み、銀行を少しでも改善していくよう提言する行員やコンサルタントが数多く生まれるよう、読者の私も心から期待しています。
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