タイトルが「毒入り カプセル篇」なので、毒気たっぷりというより、ほぼ毒気のみで構成されております。
他の短編に「いれられなかったモノ」ばかりを集めて、「毒入りシリーズ」の名で出すぐらいですので当然といえば当然ですが…。
ですので、あさりよしとお氏の「軽妙洒脱な会話の中に適度に含まれるスパイスとしての毒気」程度だろうと思って読むとしんどいです。
ちょっとダークすぎて笑えない部分もあります。私は氏のファンですがそれでも少々きつかったです。
コミックス全体としては☆2つ評価が妥当かとも思いましたが、上記の「プロジェクトT」は山のようにある「D」のパロディのなかでもトップクラスでした。
「来たァ、二台ダンゴでつっ込んでくる!!」とギャラリーが期待感を煽る前振りで始まり、ページをめくると二台の戦車が!
ハチロクならぬ74(ナナヨン)式戦車が、世界最強最新鋭戦車(最近ではゲリラ攻撃で結構ヤラレていますが)メルカバMk3相手に、峠道をデッドヒート。
例によっていちいち解説してくれるギャラリーの冷静なコメントとその眼前で繰り広げられている事象とのギャップが可笑しい。
ラストも氏らしいシュールな終わり方で好感触でした。故に+アルファで☆三つ評価です。