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あさま山荘1972〈下〉
 
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あさま山荘1972〈下〉 [単行本]

坂口 弘
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,937 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

初めて明かす山荘内部の10日間。ブラウン管に映し出されなかった銃撃戦の情況。同志殺害の罪を背負い苦悩する当事者の心の内を綴るドキュメント。

登録情報

  • 単行本: 308ページ
  • 出版社: 彩流社 (1993/05)
  • ISBN-10: 4882022532
  • ISBN-13: 978-4882022534
  • 発売日: 1993/05
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
前巻はメンバー2名を謀殺するところで終わるが、これは潜伏先の山小屋で起こったリンチ殺人事件に発展していく。軍事訓練を行った山中で、29名のメンバー中、12名を死なせたという事件だ。その後、警察の追及を逃れ軽井沢に逃げ込んだ著者を含む5名は「あさま山荘」に立てこもる・・・。

下巻では著述の順番を変え、一連の事件の帰結である「あさま山荘事件」を立てこもり側から描いていき、そののちリンチ殺人へさかのぼって著述するというスタイルをとっている。

「あさま山荘事件」としては警察側の視点で描かれ、映画にもなった佐々淳行の著書があるが、本巻はこの事件を犯人側の視点で克明に記す(佐々の作品とあわせて読むとより興味深い)。備蓄されていた食料から何を作って何を食べたのか、どこに篭り、仲間内または人質と何を話したのか・・その描写の詳細ぶりはすごい。最終局面では、突入した機動隊と1部屋1部屋を巡っての攻防が描かれる。
山中の基地という閉ざされた世界で起こったリンチ事件にこそ彼らの抱えた闇を感じる。まさに当事者にしか描けない部分だ。ただし本巻では事情があり、全貌は描かれず、ぶつっと途中で途切れる・・・。

著者の記述に当たってのスタンスは首尾一貫、一連の事件を反省するスタンスで描かれているが、一方で思想的な部分の記述は彼ら自身の理論から抜け出せていないようにも思える。

このレビューは参考になりましたか?
18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本からついに私達の知るあさま山荘事件の話になってきます。
多分今まで読んでいたあさま山荘の関連本とは全然違う視点で、
事件全体を見ることが出来ると思います。(犯人自身が書いているので当たり前なのですが・・・。)

私があさま山荘事件と言うものを理解したのは数年前で、それまでは恥ずかしながら自分の生まれる前に起きた乱射事件程度の認識しかありませんでした。
それでも今尚語られる事件の本当の所が知りたくて色々調べていく内、一番気になったのがこの本の著者である坂口氏。

私の受けた彼の印象は、「優しくて気が弱い真面目な人」そんな人であるが故に、自分の置かれた立場と状況の中、あの惨殺事件を起こしてしまったんだろうと思いました。
この本ではそんな彼の心情がより分り易く書かれています。
殺人を肯定する訳では決してありませんが、それほどまでに彼らは必死で人生を生きていたのだろうと思わずにはいられません。

こんな殺伐として、どこか冷めている時代だからこそ是非とも、あの時の彼らと同い年の人達には読んでもらいたい一品です。

このレビューは参考になりましたか?
By gaki15
形式:単行本|Amazonが確認した購入
この事件に対するマスコミ報道は酷いものがあった。
あらかじめ遺体を発掘し、そのまま埋め、マスコミの前で「再発掘」する。
これは当時の近くの住民の証言で明らか。

連赤問題は、新左翼全体が背負うべき「党派性」の問題でもある。
新左翼諸派(一部の党派を除く)のこの問題の総括はいかにも貧しい。
事件後に「唯銃主義」と片付けるのは簡単。しかしその他の党派は事件前には
公然と連赤を批判してはいない。とってつけたような論は全くいただけない。

当時のあらゆる党派にとっても、この事件を起こす下地はあった。
○核派と○マル派、○マル派と○解派、○解派内部の党内闘争。
2000年以降にも10名以上が殺害されている。
より身近な党派・あるいは党派内部の人間を「最初の敵」とするあり方は、
「旧左翼の『社会ファシズム論』」を真似したのかとさえ思える。

「光りの雨」のDVDはお勧めしない。故森氏はそんなにエキセントリックな人格ではなかったのだから。

「思想と行動」を考えるために、本書を全ての社会改革を目指す人に勧めたい。
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