第一回創元SF短編賞受賞の表題作「あがり」でデビューを果たした著者の初の単行本
北の街にある蛸足のごとく広がる大学が舞台
緩やかに繋がる連作短編5本が収録されています
東北大学理学部卒である理系女子である著者
さらにSFを冠する賞を受賞しデビュー
言うまでも無く、ジャンル分けするならSFになるのでしょう
舞台が舞台だけに、学術用語・専門用語が頻出しますが話自体はわかり易く、とっつきやすいです
SF的要素のファンタスティックな飛躍が楽しく、小説として面白かったです
奇想なアイデア、学問に携わるちょっと浮世離れした人々、北の街や大学・研究室が織りなす雰囲気も素敵です(東京を中央と呼ぶ等、語彙の選択が絶品です)
ボーイミーツガール的な話もありました
とにかく、楽しかったです
ファンになりました
これからも著者の作品を追いかけたいと思います