な、なんと貸本時代の作品を上下巻でまとめたものである。当然、初出版本である。ファンにとっては仰天の夢企画である。貸本まんが「少年戦記」に連載していた作品を、作品内容の時系列に沿って編集した、まさに幻の新刊本!
どっひゃあ万歳!数万円の貸本復刻版限定品でしかてにすることのできなかった、水木センセイの戦記物である。奥さんと二人で戦艦の大きなプラモデルを作っていた極貧時代の作品である。これら戦記物の資料として作ってたんでしょうなあ。
ゲゲゲの鬼太郎がテレビアニメ化されたことで、何かいい波がこないかと、妖気アンテナを立てていた甲斐がありました。近作の[水木プロ]作品じゃなく、直筆作品ですから。うう、すごいよー。自己解説で「ミッドウェー海戦」は失敗作だった、などと語っているのも楽しめます。一級品の水木資料です。
ちなみに「ああ玉砕」も、貸本作品の復刻らしいです。この上下と合わせて3冊、大慌てで買いましょう。再販はなさそうですよ。
コアなファン以外にとっては、確かに作品価値は小さいでしょう。