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29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ダメ組織に陥る原因がよく判る,
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レビュー対象商品: あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21) (新書)
野村克也氏による『巨人軍論』に続く球団徹底分析の書。プロ野球の現役監督が書いている点が、そもそも非常に興味深い。同じ在阪球団ながらパリーグゆえに人気がいまいちの南海ホークスに在籍していた現役時代から、ヤクルト監督での成功を経て阪神の監督に就任したものの「野村の考え」がほとんど浸透せず3年連続最下位に終わった阪神監督時代の生の体験を通じ、(多少恨み節も交えつつ)何ゆえ阪神がかくも長く低迷し続けたのか、冷静に分析している。 特に、「長期的視野を持たないオーナー、フロント」と「ちやほやすることで選手に己の実力を勘違いさせたマスコミとタニマチ」が元凶であると彼は指摘している。野村監督に厳しくされふてくされてしう今岡などは、今話題の「シュガー社員」に通じるものがあるなど、単に阪神という球団に限った話ではなく、企業経営においてダメ組織、甘ったれ組織をいかに活性化させるか?という点で非常に参考になると思われる。 本書において最も鋭い指摘は、「阪神という球団は人間教育をしてこなかった」、という点にあると思う。その証拠として、「阪神は他球団に求められるような指導者(監督・コーチら)を輩出していない」という記述に、大いに納得させられた。”経営の神様”松下幸之助は、「松下電器は人を作る会社です。あわせて家電を作っています」という名言を遺しているが、今までの阪神はまさにその逆を行く球団であった。 フロントの意識も徐々に変わり、野村→星野→岡田と経て、「果たして阪神は”ダメ虎”を脱しきることができるか?」、そういった視点で今年のペナンとレースを見ると、非常に面白いかもしれない。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
阪神ファンには耳が痛いが真っ当な批判,
By WildHorse (福島県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21) (新書)
私は長年阪神ファンをしているので阪神のダメさ加減はよく知っています。ですが、なぜこんなにダメなのか常々疑問でした。また、間違いなく名将であるノムさんが何故3年連続最下位という惨めな結果になったのか。今岡を冷遇して新庄なんぞをチヤホヤして4番に抜擢したのはなぜか。ずっと疑問に思っていたことがこの本でかなり明らかになりました。ほとんどOBばかりを監督に起用していたために阪神がダメな理由が公になることはなかなかありませんでしたが、外様監督でしかも鋭い分析力を持つノムさんのおかげで阪神の恥部がかなり公けになりました。フロントも現場もこの本を冷静に読んでチームの強化に励んでほしいものです。やはり自画自賛と自己弁護が多いところは少し鼻白みますが、星野監督との比較によって名将ノムさんの弱点が明らかになったところも面白かったです。がんばれ岡田阪神、いや金本阪神。それからノムさんよ。私はまだ名将だと信じている。東北楽天を優勝させてくれ。
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
他の組織にも当てはまる,
By Piichan (青森県弘前市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21) (新書)
黙っていてもお客が入ってくるので経営努力しない球団、熱狂的だけど結果が出るまで待てないファン、提灯記事を書いてばかりで欠点を指摘できないマスコミ、周りからちやほやされて堕落していく選手とタイガースファンなら納得できる指摘が盛りだくさんです。この本の指摘はタイガースだけでなく企業など他の組織にも当てはめることができるような気がします。皆さんも以前のタイガースみたいな会社って思い当たる節があると思いませんか。
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