カナダのヒーラー,アダムが著した
『ドリームヒーラー』の続刊。私は前著も読んでいるが、前著を読んでいない人にも問題なく薦めることができる配慮がある内容だった。なので、この本から読んでも全く問題は無い。
アダムが伝えるエネルギーヒーリング技法(以後、EHT)は、現代日本人に難なく受け入れられる物の1つだと感じる。EHTの中には日本人の多くが嫌悪する宗教観, 信仰体系を伴うものが数多く含まれていることが多い。また、欧米のヒーラーの間で広く一般的なキリスト教のイエス=キリスト,大天使,一なる霊(Oneness of Spirit)等々、ヒーラー自身が持つ民族的背景を伴った〈信仰〉を受容する事が必要不可欠とされる事も多々ある。しかし、日本の読者は、無宗教、または神道, 仏教の者がほとんどだ。本書には上記したような信仰体系は含まれていないので安心できる。「日本人に難なく受け入れられる」と書いた理由にはこのような理由がある。もちろん「EHT」であるので〈目に見えない〉未解明科学的な治療法、スピリチュアルな考え方、スピリチュアリティを受容する必要はあるが、アダムのEHTは、敢えて言えば"次世代科学的(次世代医療)"考え方を重視している。
内容は、前著で書かれていたおさらいから始まり、他者ヒーリング, グループヒーリング, 自己ヒーリング, 数種の「視覚化」ビジュアルが有効な疾患などに話を展開してゆく。「視覚化」とはヒーラーが治療に際し想い浮かべる映像(イメージ)の事だ。そのイラストが載せられている点もやさしい配慮だ。視覚化するイメージはEHTに重要だとされている。ちなみに本書掲載のイラストは、バーバラ・ブレナン博士の著した
『光の手』に掲載されているイラストに似ている。霊視能力のあるヒーラーにしか視えない「微細(subtle)エネルギー」のビジュアルは同一なのだろう。
本書は、多くのEHT本を読んだ者として、人に手軽に薦める事ができる内容だった。私が最近手に取した
『シーターヒーリング』に比べ頁数も少なく読みやすい。また、アダムに好感を持つ点は、彼が医学的ビジュアルを視覚化に利用している事を述べている部分だ。ヒーラーは解剖学や生理学, 免疫学のイメージを知る事も必要なのだろう。視覚化のイメージを補助する為に解剖学のビジュアル書を参考としてみることも必要になりそうだ。アダム自身、医学(科学)を否定する事なくEHTを紹介しており、地に足をつけEHTを知りたいと考えている初学者にも薦めやすい。シンプルで読みやすいが、実に充実したEHTの本だ。
【レビュー参考文献】
・
霊的治療の解明・
エソテリックプラクティス・ 光の手
・
ヒーリングパワーを目覚めさせるスピリチュアルレッスン・ シータヒーリング
・
リコネクション・
クォンタムタッチ・
ヒーリングパワー・
バイブレーショナルメディスン