題名通り、本書はもはや日本における政治アカデミズムの「古典」となったと考えていい。
「超国家主義の論理と心理」「軍国支配者の精神形態」など戦前、戦中の日本における政治思想や社会状況を
冷静に分析し、それを明快な言葉で綴った諸論文をはじめ、「権力と道徳」「支配と服従」など、政治学の永遠の
テーマを扱った論文も収録されている。イデオロギーはともかくとして、本書は、これからも政治に関心がある者たちの
バイブルの一冊であり続けることは間違いないだろう。
2006年の新装版発行以来、2010年には新装版、五刷を数えている。本書がそれだけ、たくさんの読者に読み継がれているということだ。
丸山真男を継ぎ、そして丸山真男を超えるため、政治の新たな展望を築き、歴史を知るため、たくさんの手掛かりが本書には詰まっている。
そして、『現代政治の思想と行動』という本は、これからも多くの読者を獲得していくだろう。