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107 人中、95人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
平和思想との出会い、私の原点,
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レビュー対象商品: 〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻 (コミック)
この本は、どの立場からも読まれるべき本である。集英社少年ジャンプに連載されていたが、右翼の圧力に屈した情けない出版社(社長が殺された後の右傾化した中央公論も同様 、情けない)として集英社はその名を歴史に残した。この本は、単なる原爆の話ではない。 より広く戦中戦後の人々の生活を捉えたものだ。この本でなければまず知ることのできな い言葉がいくつも出てくる。戦災孤児、浮浪児、傷痍軍人、ABCCなど。特にABCCは酷い機関 なのだが、最早これに関する本は皆無である。もう一点は、人間という存在の中にある美点 と醜い点を浮き彫りにしていることである。特に、差別に関する記述は特別によくできた 筋立てでかかれており、その本質を知ることができる。小学生後半に読み始めるといいと 思う。そしてこの本はその後も読み返すことになる。気持ち悪い、残酷というが、原爆が落 ちたとき、幼少の子供達はそれを目の当たりにしたのであり、それを本書で追体験すること にも意味がある。登場人物の年齢層も広がっており、よって読み返し荷も耐えうるのである。 末永く読み継がれるべき不朽の名作であり、日本で起きたことが何であったのかを知るために 欠かせない本である。体験・経験は事実を教えてくれるが、真実は、追体験と想像力によって しか見つけることはできない。30万に上る犠牲者の前に、この言葉を背負う義務があると 思う。
116 人中、97人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
子どもたちへ,
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レビュー対象商品: 〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻 (コミック)
私の両親は、共に終戦の年生まれ。つまり私は、「戦争を知らない子どもたち」の子どもだ。小学6年生の夏に、祖母の家から電車で1時間ほどで行ける、広島の原爆資料館に行った。やさしかった祖母は、私に向かっていつになく真面目な顔で、「そろそろいいかもしれないね」と言った。 言うまでもなく、祖母は実際に戦争を体験していたのだ。そのことは当然のようで、孫である私には衝撃的な事実だった。戦争なんて、遠い世界の話のように思っていた。 私に子どもが生まれたら、私はその子どもたちにちゃんと伝えられるだろうか? 恵まれ、かけ離れた生活を送ってきた私に、戦争を語ることができるんだろうか? ただ、「戦争は怖い」「愛する人を理不尽に失うのはつらい」。それだけでいいから、この漫画を通して、戦争を望まない人が増えることを願う。
95 人中、79人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
はげしい戦争まんが,
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レビュー対象商品: 〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻 (コミック)
小学校の図書館によくおかれているこのまんが…子どもたちはまんがだというだけで借りていきます。しかし、まんがという、視覚的で分かりやすい表現手段で、戦争のことを次の世代に伝えてくれるこの作品は貴重だと思います。 かくいう私も、戦争を知らない世代ですが、やはり感銘を受ける部分はありました。 ぱっと見、この作品の絵は本当にど根性まんがという感じで、力強いものでしたので女性の私が手に取るには少し抵抗がありましたが、読んでみるとおもしろいのなんの。 ページをめくる手がとまりませんでした。 力強い絵もゲンという主人公のまっすぐ伸びる麦のような性格をよくあらわしていると思えました。 グロテスクな表現や左翼思想などは、全く気になりませんでした。単純に、戦争漫画としての教訓的な面でも、娯楽的な面でも、おもしろい作品だなぁと思います。
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