まず、タイトルにも書いたように、ある程度Androidや、この製品で何ができて、何ができないかわかっている人向けの製品です。ほかの7インチタブレットに比べて安価ですが、その分できること、できないこともはっきりしていますので……。最大の注意点は、やはりAndroid標準のマーケットがないことでしょうか。抜け穴や、apkを直接インストールもできますが。
あとは、当然ながら無線LANだけで、3G通信はできないという部分でしょうね。
外観は、正直安っぽいです。レザーケースを付けて使用していますので、さほど意識はしませんが、かなりプラスチックっぽい質感です。これでマットな仕上げなら目立たなかったのでしょうが……まあ、この価格ですから、実際に安いので仕方ありません。また、サイドを絞るなどの『薄く』見せるデザイン上の工夫がないため、実際より厚みがあるように見えます。サイズ的には男性であれば一応片手で持てるでしょう。400gとそれなりに軽いですし。
OSが2.1であることも注意すべき点です。かなり動作自体は軽快ですが、ブラウザでのFLASHを使った動画の再生が、現状では不可能です。一応抜け道もいくつかはありますが、この辺りはアップデート待ちでしょうか。
音楽については、有線で聞いても、発売直後のメディアでのレビューでみられた画面の切り替えでノイズが混ざる、などの現象は少なくとも私の所有しているZiiO7ではなく(個体差?)無線(Bluetoothのapt-Xコーデック対応機:WP-300)で聞いても体感できるほどの遅延はなく、それなりに音質は良いです。X-fiはかけすぎると妙な感じになるので、ほどほどがよいでしょう。
FLACのようなロスレス音源や、oggのようなフリーのコーデックも使用できるなど、地味ながらなかなか優秀です。音楽をZiiO7に移す際は、PCに接続してドラッグ&ドロップでOK。専用のソフトなどは必要なく、Creativeの残念なソフトウェアを利用しなくても済むのは利点かと。ただ、通常のBluetoothヘッドホン、イヤホンではapt-Xに対応していないため、遅延などが発生する可能性はあります。対応しているのはCreativeの出しているものか、ゼンハイザーの出しているものくらいでしょうか? 増える可能性はありますが。
また、スリープ時に無線デバイスを見失うことがあるなど、ソフト面で改善を要する点がちらほらと見られます。
動画については、カタログスペック通り、フルHDでも再生でき、またHDMIを使用しての出力が可能です。しかし、HDMI出力はプリインストールされたソフトでしかできないため、この辺りは頭に入れておく必要があります。フルHDのソースを再生時ではBluetooth接続のヘッドホンを使用していないため、遅延などについては確認していません。
タッチパネルについては、抵抗膜方式(感圧式)であるため、抵抗膜の色がついて若干白く見えますが、同じCreativeのZEN X-fi2のような力加減の難しいものではなく、スタイラスできちんと反応します。感圧式であるため、当然マルチタッチはできませんが、その分スタイラスを使用できるため、絵を描く、とかもやろうと思えばできるのではないでしょうか。ただ、このスタイラスを留める機構がないため、別売りのケースを購入する必要性はあります。そちらにスタイラスをとめる機構が存在しますので……。また、このレザーケース、横置きのスタンドとして使うこともできるなど、意外と便利なので、ZiiO7を購入される際は合わせて購入した方が良いかもしれません。
Creative Leather Case for ZiiO 7" ZO-7SPL Bluetoothに関する注意点としては、この機種は標準ではキーボードを認識しないことです。アップデートで対応するかもしれませんが、現時点では不可能ですし、公式もそうアナウンスしています。
いろいろと書きましたが、地味な使いづらい部分こそあれど、低価格ながら高性能、というまとまったものです。そのうち改善するであろう部分も結構ありますし、購入してみるのもありかと思います。良い製品ではあるのですが、どこか詰めが甘いといいますか……。