80年代にはまだテレビ朝日系列の地元局がなかったため、いわゆるTVシリーズの「特攻野郎Aチーム」はリアルタイムでは見ていない。そういう意味では初めて見るに等しい「THE A-TEAM」であるが、TVシリーズを知らなくても映画らしい演出で十分に楽しめた。また、Aチームが罪に陥れられ、無実を証明するために脱獄して陰謀の黒幕を突き止めるというTVシリーズの大きな流れも2時間余りの作品の中で無理なく展開されていた。リーアム・ニーソンやブラッドリー・クーパーなど脇役として活躍している俳優でキャストを固めた点も余計な先入観を持たれずに成功したと言えるだろう。TVシリーズでバラカス軍曹を演じたミスターTがのちに本当にプロレスのリングに上がったのとは反対に、同じ役でクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンが格闘技のリングからスクリーンへと登場したのも面白い。巧みに緩急をつけた展開でダラダラしたところがなく、家族揃って楽しめる作品である。
そしてBlu-rayスチールブック仕様は、若干高めとはいっても余計なDVDがついていないので嬉しい。やはりスケールの大きな映画はBlu-rayで見たいので、メーカーが単体で発売してくれないなら、アマゾンのスチールブック仕様は買いである。